岡江久美子さん無言の帰宅　大和田獏「こんな形の帰宅は本当に残念で、悔しくて、悲しい」

新型コロナウイルスによる肺炎のため昨日死去した女優の岡江久美子さん（６３）が２４日午後５時過ぎに東京・世田谷区の自宅に無言の帰宅をした。岡江さんの遺骨を抱いた夫で俳優の大和田獏（６９）が自宅前で詰めかけた報道陣に「こんな形の帰宅は本当に残念で、悔しくて、悲しいです」などと無念の胸中を語った。

荼毘に付された岡江さんの遺骨は関係者によって自宅に届けられた。夫の大和田獏は家の中から出てきて、玄関の前に置かれた遺骨を抱え報道陣が待機する門の前まで歩いてきてコメントした。

マスクをした大和田は憔悴した様子で「こんな形でしか対応できないことを申し訳なく思います。久美子は今帰ってまいりました」と報告。
「こんな形の帰宅は本当に残念で、悔しくて、悲しいです」と胸中を語った。
そして「どうか皆さんもくれぐれもお気を付けください。それが残された家族の 願いです。ご苦労様でした。ありがとうございます」と報道陣に頭を下げ、「静かに送りたいと思います。失礼します」といって遺骨を胸に抱えて家の中に入って行った。

岡江さんの長女の女優・大和田美帆（３６）は２４日、ブログで「１７日間、私と父は何も出来ませんでした」と入院してから一度も岡江さんと会えなかったことを明かしていた。
「亡くなった連絡が来ても駆けつけられず、家にいるしかない。父とも一緒にいられず、母にも一度も会えず、今はどこかで遺骨になって帰ってくる母をただ待っているだけです」とつづっていた。