「NEVER MIND DA 渋さ知らズ 番外地編」 予告編解禁・クラウドファンディングスタート

(2023年3月16日9:30)

離合集散を繰り返しながら、現在も活動を続ける孤高の世界的ビッグバンド「渋さ知らズ」の実像と原点に迫るドキュメンタリー「NEVER MIND DA 渋さ知らズ 番外地編」(佐藤訪米監督)が4月1日より新宿Kaa‘s cinemaほかにて公開されることが決まり、このほど予告編が解禁になった。またクラウドファンディングもスタートしたことが発表になった。

1989 年結成以降、中心人物である不破大輔を除き離合集散を繰り返しながら、現在も活動を続ける孤高の世界的ビッグバンド「渋さ知らズオーケストラ」。ジャズを基調としつつ、ダンサー、舞台役者などが舞台を彩り、総勢30人を超える熱狂的かつカオスなステージは唯一無二といわれている。本作は、不破自身がその原点 や印象深いエピソードを語るとともに、黎明期の元メンバーたちがこのバンドで 過ごした時間と演奏を振り返りつつ、謎に包まれた『渋さ知らズ』の実像に迫るドキュメンタリー。

この度、解禁された予告編では、冒頭で元メンバーであり、本作のナビゲーターを 務める佐々木彩子と不破が対話しているシーンから幕を開ける。不破は、『渋さ知らズ』について、「何だって言われれば“場”だと しか言えない」と話すのは強い印象を残す。

そして、2019 年に撮影された京都大学西部講堂での「渋さ知らズオーケストラ〜天 幕講堂渋さ西部大祭」での激しいライブシーンの様子が映し出されるのに続けて、かつて渋さに在籍したミュージシャンたち、また黎明期からバンドと関わりの深い画家のスズキコージ、バンドの長年のファンを公言するジャーナリストの金平茂紀らの興味深い証言の数々が紹介される。

「NEVER MIND DA 渋さ知らズ 番外地編」 予告編解禁・クラウドファンディングスタート
「NEVER MIND DA 渋さ知らズ 番外地篇」の不破大輔㊨と佐々木彩子(©MIMIOXNOODLES PRODUCTIONS)

そして、この映画だけのために演奏した佐々木彩子と、ミュージシャンたちのセッションの一部も予告編から垣間見ることができる。加藤崇之(ギター)、のなか悟空(ドラム)、林栄一(サックス)、山本精一(ギター)、渋谷毅(ピアノ)らの渋さをトリビュートした演奏は本編で堪能できる。

予告編は最後に、「本当に世界を変えたいと俺は本気で思う」と不破がカメラに向かって言い放ち、「渋さ知らズ」の代表曲「本多工務店のテーマ」が流れて幕を閉じる。「渋さ知らズ」とは何か―? それはひいては集団とは、個とは、自由とは、愛とは何かを問うことでもある。夢こそまこと、消えてはあ らわれ、そして何度でも生まれる「渋さ知らズ」≒不破大輔が、探求し続ける音楽と生き方が描かれている。

クラウドファンディングも実施中であることが発表された。以下はそのコメント。
「本作は、京都でラーメン店を営む佐藤訪米が、コロナ渦で店を閉めざるを得なかった期間に完全自主制作で作り上げた作品で す。90 年代に監督作はあるものの、以降は飲食店に身を捧げてきた佐藤が、“渋さ知らズ”という巨大なテーマに向き合い、一か ら映画を制作するのは並大抵のことではありませんでした。暗中模索の果てにようやく映画は完成しましたが、佐藤は今日も自身 の生活とお客さんの為に、ラーメンを作っています。そんな経緯で生まれた本作の公開支援をすべくクラウドファンディングがスタート!是非こちらも応援の程、宜しくお願い致します!」
クラウドファンディングページ https://motion-gallery.net/projects/shibusa_exodus 【締切:3/27】