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映画
ロバート・デ・ニーロ、トランプ最終弁論の裁判所の外でトランプ批判
(2024年5月29日21:15)

トランプ前大統領(77)が元不倫相手とされるポルノ女優ストーミー・ダニエルに支払った多額の「口止め料」を不正に処理した罪に問われている裁判で、最終弁論が行われた裁判所の外でロバート・デ・ニーロ(80)が記者会見してトランプ氏を痛烈に批判。トランプ支持者から罵声を浴びせられるなど騒然となった。
TMZによると、28日朝(現地時間)、マンハッタンのダウンタウンで、デ・ニーロは文字通り”ライオンの巣窟”に入り、怒れるトランプ支持者の暴徒と直面したという。デ・ニーロは罵声を浴びせられたが、「お前らはギャングだ!くたばれ!!」怒鳴り返すなど応戦したという。
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バイデン政権(民主党)は、デ・ニーロと2人の元議事堂警察官を派遣し、裁判所の外でメディアに対応させたと報じられている。デ・ニーロは、その場にいない方がマシだが、トランプ大統領(共和党)に反対を表明するためにその場にいることは市民としての義務だと熱く語ったという。
デ・ニーロは「ドナルド・トランプはこの街だけでなく、国を破壊しようとしており、最終的には世界を破壊する可能性がある」と訴えた。「私は関与する必要があったし、関与したかった」という。
さらに、「私はこの街に多くの借りがある。ドナルド・トランプが通りの向こうにいるのはとても奇妙なことなんだ。私の街に彼の居場所はない。どこが彼の居場所なのかは知らないが、ここが彼の居場所でないことは確かだ」などと語ったという。
トランプ氏は、元不倫相手のストーミー・ダニルに多額の「口止め料」を支払い、それを隠ぺいするために 業務記録を改ざんしたとして、虚偽記載の重罪34件いとわれている。
最終弁論では、トランプ篠弁護人が、検察側の証人となったトランプ氏の元顧問弁護士、マイケル・コーエン氏を「史上最大の嘘つき」などと主張した。
裁判は同日結審し、陪審員が有罪か無罪の評決を下すことになるが、有罪となると、11月の大統領選に影響が出る可能性もあり、評決の行方が注目される。