ブルック・シールズ、20代のときの性的暴行被害をドキュメンタリー映画明かす「私は完全に固まってしまった」

(2023年1月23日12:45)

ブルック・シールズ、20代のときの性的暴行被害をドキュメンタリー映画明かす「私は完全に固まってしまった」
ブルック・シールズ(Instagram/@brookeshields)

映画「青い珊瑚礁」などで知られる米女優ブルック・シールズ(57)が、80年代に性的暴行を受けたことをドキュメンタリー映画で明かした。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、シールズは自身の新作ドキュメンタリー映画「プリティ・ベビー」で、1987年に大学を卒業した直後に性的暴行を受けたことを告白した。

シールズは、ルイ・マル監督の映画「プリティ・ベビー」(1978年)で11歳の時に少女の娼婦を演じてセンセーションを巻き起こし、「青い珊瑚礁」(1980年)、「エンドレス・ラブ」(1981年)が大ヒットして一躍世界的人気スターになった。1982年にプリンストン大学に進学し、卒業後ハリウッドに復帰しようとしていたころ、知り合いの男性とディナーを共にして映画のプロジェクトの可能性について話をしたと同ドキュメントの中で語っている。同作はサンダンス映画祭で上映され、シールズは舞台あいさつに登壇してその時の写真や映画のポスターを自身のインスタグラムで公開して「『プリティ・ベビー』を皆さんと共有できて光栄です🤍 今週@sundanceorg(サンダンス国際映画祭)で初公開され、もうすぐ@huluに登場するこのドキュメンタリーを見ていただけるのがとても楽しみです!!! ☀️」とコメントした。

知り合いの男性とディナーをした後、彼はホテルに戻れば、タクシーを呼んであげると彼女を説得したという。「私がホテルの部屋に上がると、彼はしばらく姿を消した」という。男は裸で部屋に戻ってきて、双眼鏡で窓からバレーボール選手を見ていたという。

「双眼鏡を下ろすと、彼は私のすぐそばにいたんです。プロレスみたいだった。首を絞められたりするのが怖かった」と振り返った。

「だからそんなに戦わなかった。完全に固まってしまったの。1つの "ノー "で十分だと思ったし、『生きて外に出よう』と思って、ただ黙っていた」という。そして「神様は私が自分の体から切り離される方法を知っていました。練習してきたんです」と説明した。

それが終わると、シールズはエレベーターを降りてタクシーに乗り、「友人のアパートに着くまでずっと泣いていた」という。

長い間、性的暴行を受けたことを処理できていなかったことを認めたシールズは、その暴行について自分を責めたという。 「夕食時にワインを飲んだ。部屋にも上がりました。私はただ、とても信頼していたのです」という。数年後、彼がしたことを非難する手紙を書いたが無視されたという。 「心と体から全てを消し去り、ただ自分の進むべき道を歩み続けたかった。社会的システムが私を助けに来たことは一度もなかった。だから、自分の力で強くなるしかなかったんです」と語った。

夫クリス・ヘンチーと2人の娘を持つシールズは、新作ドキュメンタリーのタイトルになった1978年の映画「プリティ・ベイビー」で、11歳の時に娼婦を演じ29歳のキース・キャラダインとヌードを披露して以来、ハリウッドで性的な目で見られることについて長年語ってきた。15歳のとき、「青い珊瑚礁」と「エンドレス・ラブ」できわどいシーンを演じた後、バーバラ・ウォルターズがインタビューでシールズのサイズを測るために立ち上がるように言ったことが物議を醸したことがあった。「しかし、私はただ行儀よく、ただ微笑んでいました」と、シールズは昨年のインタビューでドリュー・バリモアに語り、「多くの点で利用されていると感じました」と付け加えた。