ローリング・ストーンズやボブ・ディランのツアーマネージャーが愛犬の墓を掘っているときに急死 73歳

(2021年1月15日20:50)

ローリング・ストーンズやボブ・ディランなどのツアーマネージャー、ミック・ブリッデンさんが愛犬の墓を掘っているときに不慮の事故で急死したことが分かった。73歳だった。ブリッデンさんの突然の訃報に波紋が広がっている。

米サイト「TMZ」によると、ブリッデンさんの妻ジュリア・ドレイヤー・ブリッデンさんが同サイトに明かした。ブリッデンさんは7日、彼らの所有地であるカリフォルニア州サンタローザの畑で、瀕死の犬のために墓を掘っていた最中に何かが起こり、お墓の穴が彼の上に崩れ落ちたという。ジュリアさんによると、これは不慮の事故で、ブリッデンさんは間もなく亡くなったという。

その様子を見た隣人がすぐに911に通報して救急隊員が到着したが手遅れだったという。 夫妻が飼っていた14歳のオーストラリアン・シェパードのトラヴィスは、体調が悪く食事もしていなかったため安楽死させたという。 ギタリストのジョー・サトリアーニ(65)は自身のインスタグラムにブリッデンさんの写真を投稿し「クレイジーで素晴らしいロックンロールの33年だった。こんなに一生懸命働いたことはないし、こんなに一生懸命演奏したこともないし、こんなに笑ったり泣いたりしたこともないし、こんなにたくさんの音楽を作ったこともないし、こんなにたくさんの世界的な冒険をしたこともないし、すべてミックがそばにいてくれたからです。彼は究極の音楽ビジネスの指導者でした。正直で、タフで、育ちが良く、勤勉で、尊敬できて、粘り強くて、洞察力に富んでいて、彼はそのすべてを兼ね備えていました」と追悼した。(上のインスタグラム)

ブリッデンさんはコンサートプロモーターとしてキャリアをスタートさせ、ヴァン・モリソン、ジョー・サトリアーニ、ハンブル・パイ、ピーター・フランプトン、カルロス・サンタナなどと仕事をした。また、ウルフギャング・レコードの創設者の一人でもあり、1977年にエディ・マネーのセルフ・タイトルのファースト・アルバムをはじめ、複数のアルバムをリリースしている。またワイン作りにも情熱を注ぎ、北カリフォルニアの自社畑で栽培したブドウを供給し、「Owl Ridge」のカベルネを独占的に生産していた。

ストーンズでは60年間にわたってグループの唯一無二のドラマーだったチャーリー・ワッツさんが先月亡くなったばかりだった。