アーノルド・シュワルツェネッガー、アンチマスク派を非難「自由の本質を全く理解していない愚か者」

(2021年8月13日14:50)

アーノルド・シュワルツェネッガー、アンチマスク派を非難「自由の本質を全く理解していない愚か者」
アーノルド・シュワルツェネッガー(インスタグラムから)

アーノルド・シュワルツェネッガー(74)が、アンチマスク主義者を「自由の本質を全く理解していない愚か者」と非難した。米国ではマスクの着用拒否をめぐって乗客が飛行機を降ろされたり、暴力事件が発生したりトラブルが相次いでいるといわれ、シュワちゃんが声を上げた。

米サイト「TMZ」によると、ターミネーターことアーノルドは11日(現地時間)、インタビューでデルタ型コロナウイルスのように広がっているコロナウイルスに関する誤った情報についていて質問され、持論を展開した。

アーノルドは、アンチマスク派の人々に向かって「自由なんてクソくらえだ」と直言した。「自由には義務と責任が伴うからだ。『私はX、Y、Zの権利を持っている』というだけではだめなんだ。あなたがほかの人に影響を与えて事態は深刻になる」と訴えた。

アーノルドは、アンチマスカーにはマスクをしない自由があることを認めながらも「しかし、あなたは何かを知っていますか?マスクをしないあなたは愚か者だ」と語った。
アーノルドはもちろん、社会的な距離を置くことやマスクの着用、ワクチンなどコロナ対策を大々的に提唱している。今年の初めには、ロサンゼルスのドジャー・スタジアムでワクチンを接種している様子を動画で公開した。その中には、ターミネーターがサラ・コナーに言った「生きたければ俺と一緒に来い」という有名なセリフも含まれていた。アーノルドは、「誰かを悪者にしたいわけではない」と語り、パンデミックに打ち勝つためにみんなで協力することを呼びかけたという。

米国ではリベラル派はバイデン大統領(民主党)が提唱するマスク着用を順守しているが、トランプ前大統領(共和党)がマスク着用を軽視した影響もあり、保守派は着用を拒む傾向があり対立が起きているという。マスクの着用拒否をめぐって乗客が飛行機を降ろされたり、暴力事件が発生したりトラブルが相次いでいる。