スーパーモデルのベラ・ハディッドがパレスチナ支援デモに参加

(2021年5月16日21:10)

スーパーモデルのベラ・ハディッドがパレスチナ支援デモに参加
(ベラ・ハディッド=インスタグラムから)

イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの戦闘がエスカレートするなか、スーパーモデルのベラ・ハディッド(24)がニューヨークで行われたパレスチナ支援のデモに参加した。ベラの父親はパレスチナ人で、インスタグラムでパレスチナ支援のメッセージを投稿していた。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、ベラはパレスチナ人で不動産開発者の父モハメド・ハディドとオランダ人の元スーパーモデル、ヨランダ・フォスターを母にもつ。姉のジジハディッド(26)もスーパーモデルとして活躍し、元ワン・ダイレクションのゼイン・マリク(28)と交際中で昨年9月に第1子をもうけている。

ベラは、民族衣装を着てマスクをして大きなパレスチナ旗を振って、数千人の人々と一緒に行進した。2人は、ピースサインを見せ、手を振った。ベラは、デモに参加したときの写真や動画を自身のインスタグラムに投稿して「私の心が感じること…こんなにたくさんの美しくて、賢くて、尊敬していて、愛していて、優しくて、寛大なパレスチナ人が一堂に会するなんて…何もかもが満たされた気分。私たちは稀有な存在です‼パレスチナが自由になるまで、パレスチナは自由になる!!!」などとつづり「#FreePalestine」(パレスチナ解放)のハッシュタグをつけた。

さらに、1941年ナザレで行われた祖父母の結婚式の写真と、7人の兄弟とともに母親の隣にいる少年時代の父親の写真を投稿し、「1948年にパレスチナで家を追われ、シリア、レバノン、チュニジアで難民になった」と明かした。
そして「私は家族を愛し、私の出自を愛しています。パレスチナ人を愛しています。彼らが望むより良い祖国への希望を強く支持します。私たちの人々とその周りの人々にとってより良い世界を。彼らは決して私たちの歴史を消すことはできません。歴史は歴史です!」と訴えた。

ベラはインスタグラムの別の投稿で「人の命が奪われるのを見て、自分が鈍感になることは許されません。パレスチナ人の命は、世界を変えるために必要な命です。それが1秒単位で奪われているのです」とつづっていた。