あき竹城さん、大腸がんのため死去 75歳 映画「楢山節考」 TBS「炎の体育会T」など

(2022年12月 21日11:30)

あき竹城さん、大腸がんのため死去 75歳 映画「楢山節考」 TBS「炎の体育会T」など
あき竹城さん(公式サイトから)

女優でタレントのあき竹城さんが15日、大腸がんのため都内の病院で死去したことが20日、明らかになった。75歳。所属事務所によると約2年前から大腸がんを患い闘病していた。

所属事務所は20日、「元気なあき竹城でごあいさつしたいと本人の希望もあり、公表せずに治療を続けてまいりましたが、今秋に病状が悪化してしまい、このようなご報告となってしまいました」とのコメントを発表した。葬儀・告別式は家族葬として行われたという。

あきさんは1947年4月4日生まれ。山形県米沢市出身。フロア・ダンサーをしていた姉に誘われ、大阪のクラブで初舞台を踏む。各地のフロアショーで踊った後、1974年、日劇ミュージックホールに初出演。山形弁を話すユニークなキャラクターで人気になり、1976年、山城新伍司会の東京12チャンネル(現・テレビ東京)「独占!男の時間」に出演。同年、川谷拓三主演の東映「河内のオッサンの歌・よう来たのワレ」で映画初出演。「トラック野郎・度胸一番星」(1977年)、「男はつらいよ 虎次郎かもめ歌」(1980年)、「マルタイの女」(1997年)など多数の映画に出演。カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した今村昌平監督の「楢山節考」(1983年)で演技は女優としての地位を築いた。また「峠の群像」(1982年)などのNHK大河ドラマや「ロマンス」(1984年)などのNHK連続テレビ小説など数多くのドラマで活躍した。
さらに山形弁の軽妙なトークを持ち味にTBS系「炎の体育会TV」や日本テレビ系「秘密のケンミンSHOW」などのバラエティ番組で活躍した。