ジョニー・デップ30年ぶりの監督復帰作「モディリアーニ!」  オフィシャルインタビュー解禁

(2026年1月6日9:30)

ジョニー・デップ30年ぶりの監督復帰作「モディリアーニ!」  オフィシャルインタビュー解禁
「モディリアーニ!」について語ったジョニー・デップ

芸術家モディリアーニの人生を変えた激動の3日間を描く、ジョニー・デップ約30年ぶりとなる監督復帰作「モディリアーニ!」(1月16日公開)の公開に先立ち、監督を務めたジョニー・デップのオフィシャルインタビューが解禁となった。

1916年、戦火のパリ。才能に溢れながらも批評家に認められず作品も売れなかった、酒と混乱の日々を送る芸術家モディリアーニ。キャリアを捨て、この街を去ろうとしたその時、仲間とミューズの存在が彼を引き止める。人生を変える運命とも言うべき“狂気と情熱の3日間”が始まる。その先に待つのは、破滅か、それとも再生か――。画家や彫刻家としてフランス・パリで活動していたが、不摂生な生活による貧困、肺結核、薬物依存などにより若干35歳で亡くなったイタリア人芸術家アメデオ・モディリアーニの人生を変えた激動の3日間を描く。芸術と破滅、愛と再生が交錯する、魂のドラマがスクリーンに甦る。本作は長年の友人アル・パチーノの声かけから実現した、『ブレイブ』(1997)以来約30年ぶりのジョニー・デップ監督作で、先日8年半ぶりに来日を果たし、ジャパン・プレミア上映されて話題になった。

本作の監督を務めたジョニー・デップは、「この作品はこれまでと毛色が違うと思う。モディリアーニをはじめ、当時のアーティストたちをしっかり描かなくてはいけないという責任感をとても感じながら撮りました。この作品は自伝ではなく、彼の仲間との喧騒の3日間を詰め込みました」と自信を覗かせる。
題材であるモディリアーニについて、「私は昔から彼に強く惹かれてきました。その理由は、彼の激しさ、飢え、情熱、そして芸術家として自分を超えようとする切実な欲求にあります。評価を得るために段階を一つひとつ登っていく感覚は、私にもよく分かりますし、時代にとって大胆すぎると言われながらも、自分のスタイルを貫いた彼の姿勢を心から尊敬しています」と語った。

久しぶりの監督業に、「今回の経験は、『ブレイブ』を監督した時とは比べものにならないほど、前向きなものでした。当時の私は、映画制作の“数学”的な側面に囚われ、すべてを完璧に一致・連動させようとしていました。そうすると、構造に縛られた穴に落ち込んでしまう。少なくとも私には、それが合わなかったのです。今回はまったく違うアプローチを取りました。純粋に「楽しむ」ことを自分に許したのです。映画作りにおいて最低限必要なのは、楽しいこと。それがなければ、何の意味があるのでしょうか。また、前回より今回のほうが、自分が出演しなくてよかった分、やりやすかった。『ブレイブ』の時は脚本、主演、さらに監督とやることが多すぎた。『モディリアーニ!』のほうが、前回よりもずっと自由さを感じたよ」と本音を口にする。

ジョニー・デップ30年ぶりの監督復帰作「モディリアーニ!」  オフィシャルインタビュー解禁
「アル・パチーノが僕に電話をかけてきて…」

どのような経緯で監督をすることになったのかと聞かれると、「ある日、アル・パチーノが僕に電話をかけてきて、何を思ったのか『ジョニー!監督をやったほうがいいよ、モディリアーニの!』って突然言ってきたんだ。なんてこと言うんだろう、ぶっ飛んでるなと思ったけれど、そういえばアルはもともとぶっ飛んでいる人 (笑)。最初は疑心暗鬼だったけど、それが『モディリアーニ!』の原案で題材にも興味を引かれた。映画自体も面白いと思ったし、ぶっとんでいる彼なりに、僕にこの映画を任せてもいいと思ってくれたのだと思って、引き受けました。僕にとっても監督をするということは大きなチャレンジだと思ったし、自分が出なくてもいいところも魅力でした」と語る。

そして、「僕は監督として、役者たちに目の前で自由に演じてほしい、そのキャラクターになりきって自由に色々と表現するようにリクエストしました。それを眺めながら、彼らがいろいろ試しながら演じて、いろいろな選択肢を僕に与えてくれるのを見て、それを編集室で決めて、徐々に映画として形になっていくという作り方をしたんだ」と丁寧に説明。
「モディリアーニは非常にハングリー精神が旺盛で、情熱を盛ってやる気もある。そんな中で、どんなに売れなくても諦めない自分らしさを常に貫いていて、画家としての人生を全うした。残念ながら生きている間は絵が売れなかったけれど、今となっては2億、3億の値がつく画家なんです。そんな彼の3日間を描くことで、彼はこんな人生を歩んできたんだというのを、自分も垣間見ることが出来て、本当に素晴らしかったし嬉しかったよ」と語った。

ジョニー・デップ30年ぶりの監督復帰作「モディリアーニ!」  オフィシャルインタビュー解禁
「モディリアーニ!」 ポスタービジュアル



【STORY】
1916年、パリを舞台に芸術家モディリアーニの人生を変えた激動の3日間。警察から逃げながら、キャリアを終わらせてパリを去りたいと思うモディリアーニ。画家仲間のモーリス・ユトリロ、シャイム・スーティン、モディのミューズであるベアトリス・ヘイスティングスが彼を引き止める。モディは、友人であり画商のレオポルド・ズボロフスキに助言を求めるが、彼の心は混乱するばかり。やがて彼の人生を変えるコレクター モーリス・ガニャと出会う。

【クレジット】
監督:ジョニー・デップ
脚本:ジャージー・クロモウロウスキ、マリー・オルソン・クロモロウスキ
原作:戯曲「モディリアーニ(デニス・マッキンタイア)
出演:リッカルド・スカマルチョ、アントニア・デスプラ、ブリュノ・グエリ、ライアン・マクパーランド、スティーヴン・グレアム、ルイーザ・ラニエリ、アル・パチーノ
2024年/イギリス・ハンガリー/英語・フランス語・イタリア語/108分/ヨーロピアンビスタ/カラー/5.1ch/原題:Modi:Three Days on the Wing of Madness/日本語字幕:岩辺いずみ/配給:ロングライド、ノッカ 協賛:LANDNEXT、セレモニー
©︎Modi Productions Limited 2024
https://longride.jp/lineup/
1月16日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開