フェンシング題材の破滅的心理スリラー「ピアス 刺心」 永瀬正敏ら各界著名人コメント&イメージイラスト解禁

(2025年12月6日9:30)

フェンシング題材の破滅的心理スリラー「ピアス 刺心」 永瀬正敏ら各界著名人コメント&イメージイラスト解禁
「ピアス 刺心」場面写真

フェンシング代表として活躍した異色の経歴をもつ俊英ネリシア・ロウが監督・脚本を手がけたフェンシングを題材とした破滅的心理スリラー「ピアス 刺心」が5日、公開になり、主演のツァオ・ヨウニンのデビュー作「KANO 1931 海の向こうの甲子園」で共演した俳優・永瀬正敏、作家・東山彰良、歌手・一青窈、タレントで映画コメンテーターの加藤るみら各界著名人からコメントが寄せられた。また、漫画家のビリー・バリバリー、イラストレーター・砂糖みかく、日本画家でイラストレーターの佐久間友香から愛と欺瞞が交錯する兄弟のイメージイラストが到着した。

■弟ジージエと兄ジーハンの愛と疑念がフェンシングをめぐって交錯


フェンシングの試合中に対戦相手を刺殺し、少年刑務所から7年ぶりに出所した兄ジーハンと、疎遠になっていた弟ジージエが再会する。「事故だ」という兄の言葉を信じて、ジーハンを警戒する母の目を盗み、兄からフェンシングの指導を受ける。ジージエ自身も気づかなかった友人への甘酸っぱい想いを後押ししてもらい、ふたりは兄弟の時間を取り戻していく。しかし、幼き日の溺れた記憶がよぎる。あの時、なぜ兄はすぐに手を差し伸べなかったのか。「僕が死ねばいいと思ってた?」疑念が深まるなか、悪夢のような事件が起こる。

フェンシング題材の破滅的心理スリラー「ピアス 刺心」 永瀬正敏ら各界著名人コメント&イメージイラスト解禁
「ピアス 刺心」場面写真(ジージエ㊧と兄ジーハン)
フェンシング題材の破滅的心理スリラー「ピアス 刺心」 永瀬正敏ら各界著名人コメント&イメージイラスト解禁
フェンシング題材の破滅的心理スリラー「ピアス 刺心」 永瀬正敏ら各界著名人コメント&イメージイラスト解禁
フェンシング題材の破滅的心理スリラー「ピアス 刺心」 永瀬正敏ら各界著名人コメント&イメージイラスト解禁
フェンシング題材の破滅的心理スリラー「ピアス 刺心」 永瀬正敏ら各界著名人コメント&イメージイラスト解禁
フェンシング題材の破滅的心理スリラー「ピアス 刺心」 永瀬正敏ら各界著名人コメント&イメージイラスト解禁
フェンシング題材の破滅的心理スリラー「ピアス 刺心」 永瀬正敏ら各界著名人コメント&イメージイラスト解禁
フェンシング題材の破滅的心理スリラー「ピアス 刺心」 永瀬正敏ら各界著名人コメント&イメージイラスト解禁

健気で純度の高い瞳のジージエを瑞々しく演じたのは台湾の若手実力派俳優リウ・シウフー。本作でローマ・アジア映画祭最優秀男優賞を受賞、台北映画賞で最優秀新人男優賞にノミネートされた。そして映画『KANO1931海の向こうの甲子園』で鮮烈なデビューを果たしたツァオ・ヨウニンが、兄ジーハンの傲慢さと脆さを体現し新境地を見せる。
監督・脚本を手がけたのは、短編『Freeze』が 70 を超える国際映画祭で上映され長編デビューが待ち望まれた若き俊英ネリシア・ロウ。シンガポールのフェンシング代表として活躍し、その後ニューヨークにて映画作りを学んだ異色の経歴をもつロウ監督が、台湾で実際に起きた事件と監督自身の兄との家族関係をもとにフェンシングを題材にした愛と疑念が対立する傑作心理スリラーを生み出した。
撮影監督には、『EO イーオー』にて全米映画批評家協会賞など世界の名だたる撮影賞を受賞し最注目のミハウ・ディメクが参加。揺れる感情を緻密に捉えながら、どこか幻想的で洗練された映像に昇華させた。そして、エドワード・ヤン、ホウ・シャオシェン、ウォン・カーウァイらを支えた台湾の重鎮サウンドデザイナー、ドゥ・ドゥーチーが愛が変貌し現実が歪んでいく複雑な心理を演出する。兄は悪魔なのか?愛は欺瞞なのか?破滅的な真実の先で、さらなる衝撃が待ち受ける。

■書き下ろしイメージイラスト

フェンシング題材の破滅的心理スリラー「ピアス 刺心」 永瀬正敏ら各界著名人コメント&イメージイラスト解禁
㊧から漫画家のビリー・バリバリー(Illustration by Balibally)、イラストレーターの砂糖みかく、日本画家でイラストレーターの佐久間友香(Illustration by Yuka Sakuma)による兄弟のイメージイラスト

書き下ろしイメージイラストでは、『FANGS』を連載し BL 誌で活躍する漫画家のビリー・バリバリーが「『信じてくれ』と訴える兄の瞳を『信じさせてくれ』と縋るように何度も見詰める弟が探したのは、真実か、願いか。2人で成立させた命懸けの駆け引きは、歪で特別なふたつの傷を残す。心を刺したらどんなに純真な色がするだろうか?真っ直ぐで真紅、そんなイメージで絵を彩らせて頂きました」と語った。
美しい少年を描き個展も人気のイラストレーター・砂糖みかくは「主人公の繊細な心情の移り変わりに目が離せない。究極の兄弟愛の一つの形」<br> 日本画の技法を基にした繊細な筆致が魅力の日本画家でイラストレーターの佐久間友香は「救いを求めるような張り詰めた眼差しは唯一無二の迫力を持ち、観る者を否応なく惹き込む。ここまで『描きたい』という衝動を掻き立てる俳優に出会ったのは、初めての経験であった」という。3人が各々の想いを込めて、純粋無垢な弟と魅惑的な兄、愛と欺瞞が交錯する兄弟を描いた。

■著名人コメント(順不同)

各界から寄せられたコメントは総勢11名。主演のツァオ・ヨウニンのデビュー作『KANO 1931 海の向こうの甲子園』で共演した俳優の永瀬正敏や、台湾出身の作家の東山彰良、日本人の母と台湾人の父をもつ歌手の一青窈らがそれぞれの想いを寄せている。

永瀬正敏(俳優)
マスクの奥が真実か それとも素顔のままが真実なのか "疑心暗鬼"と言う心をカバーした仮面に 何度も折れた剣が突き刺さりながら進んでいく物語に 時間を忘れ、すっかり没頭していた そしてクライマックスのあのシーン 思わず僕は息を呑んだ 主人公 2 人の表情が今でも忘れられない しかし、あらためてヨウニンはすっかりスクリーンの中の住人になったんだなぁと、個人的に嬉しくなった『ヨウニン、これからも"マルシェ!マルシェ!"だ』

東山彰良(作家)
ゆらめきに満ちた作品だ。母親と息子、兄と弟、真実と解釈。 幾層にも折り重なったそんなゆらめきが、残酷な水のゆらめきに 溶けてゆく。

一青窈(歌手)
世界中が私を疑ったとき 誰が私を信じてくれるだろう 胸の内を明かしたときに それでもそばに立ってくれる人は 誰なのだろう 希望とは 大人になっても 子供の頃に創り上げた 自分だけの幻想と城を抱き続けることかもしれない。 それでも 真実は揺るがず 心は揺れ動き 愛のもろさを知りながら 痛みと共に生きるしかない。 この映画は肉親だからこそ悩む 血の繋がりの尊さと儚さを教えてくれる。

加藤るみ(タレント/映画コメンテーター)
シンプルに、やられた! 見事に作り込まれた画の美しさ。 ぎこちなさを保ちながら、確かな繋がりを探る兄弟の視線がそれぞれどこを向いているのか?最後の最後まで存分に翻弄され、息を呑む、強烈な映画体験だった。

よしひろまさみち(映画ライター)
母と社会の抑圧を感じながら薄氷を歩む兄弟。 冷たく湿った美しい映像でヒリヒリ描かれた、兄弟愛の物語。 そして、当たり前に描かれるジージエのセクシュアリティと初恋に、台湾の今を感じる。

村尾泰郎(映画/音楽評論家)
緻密で、優美で、エモーショナル。映画自体がフェンシングの動きのようだ。 エドワード・ヤン、ガス・ヴァン・サント、デヴィッド・リンチ、いろんな名前が頭に浮かんだけれど、この感性はオリジナル。ナイトクラブで歌われるニール・セダカをはじめ音楽の使い方や音響にもこだわりを感じさせて、台湾映画界にネリシア・ロウという新たな才能が誕生したことを告げる鮮烈なデビュー作。

児玉美月(映画批評家)
ネリシア・ロウ監督自身の自閉症の兄との経験が地下水脈に流れる寓話的な物語のなかで、少年同士の淡く瑞々しい恋と兄弟によるサスペンスフルな愛憎劇が綿密に絡み合う。 そこにある容赦のない残酷と痛みが持つ生々しさは、まさに心を深く突き刺してくる鋭さを放っている。

ISO(ライター)
しなる剣と剣が善と悪、真実と嘘、愛と欺瞞とともにせめぎ合う。 もしかすると彼らのエゴイスティックな激情こそが最も純粋な愛なのだろうか。 <刺心>という題名通り、この鮮烈なラストはしばらく心に深く刺さって抜けそうにない。

ビリー・バリバリー(漫画家)
「信じてくれ」と訴える兄の瞳を「信じさせてくれ」と縋るように何度も見詰める弟が探したのは、真実か、願いか。2人で成立させた命懸けの駆け引きは、歪で特別なふたつの傷を残す。 心を刺したらどんなに純真な色がするだろうか? 真っ直ぐで真紅、そんなイメージで絵を彩らせて頂きました。

佐久間友香(日本画家/イラストレーター)
兄弟、息子、そして恋人へ――捨て身の無償の愛が向けられる瞬間に、胸の内に深い痛みが走る。自己犠牲を伴う強い情念は、崇高な美を湛えながら、同時にひどく残酷でもある。 その複雑な感情の揺らぎを、ジージエは張り詰めた表情の中に見事に刻み込んでいた。救いを求めるような張り詰めた眼差しは唯一無二の迫力を持ち、観る者を否応なく惹き込む。ここまで「描きたい」という衝動を掻き立てる俳優に出会ったのは、初めての経験であった。

砂糖みかく(イラストレーター)
主人公の繊細な心情の移り変わりに目が離せない。 究極の兄弟愛の一つの形。

【クレジット】
『ピアス 刺心』
出演:リウ・シウフー(劉修甫)、ツァオ・ヨウニン(曹佑寧)、ディン・ニン(丁寧)
監督・脚本:ネリシア・ロウ(劉慧伶)
撮影監督:ミハウ・ディメク 作曲:ピョートル・クレク サウンド・デザイナー:ドゥ・ドゥーチー、ウー・シュウヤオ
2024 年/シンガポール、台湾、ポーランド/106 分/中国語/1.66:1 ビスタ/5.1ch/DCP
© Potocol_Flash Forward Entertainment_Harine Films_Elysiüm Ciné
公式 HP: https://pierce-movie.jp 公式 X: https://x.com/pierce_movie
2025 年 12 月5 日(金) より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー