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映画
「ファンファーレ!ふたつの音」
幼い時に別れた兄弟の数奇な再会と奇跡の演奏
(2025年9月20日10:30)

フランスで260万人を動員し、実写映画として3 週連続 N o.1の大ヒットとなり、セザール賞などで数々の賞を受賞した「ファンファーレ!ふたつの音」が19日、公開になった。
世 界 的 な ス タ ー 指 揮 者 が 、あ る 日 突 然 、練 習 中 に 倒 れ て 白 血 病 と 診 断 さ れ 、妹 の 骨 髄 が 適 合 す る か 検 査 し た 結 果 、2 人 に は 血 の 繋 が り が な い ことが判明。さらに、実の弟がいることも分かり、兄弟は運命的に再会。田舎町の炭鉱労働者の楽団でトンボ―ンを吹いていた弟の音楽の才能を見抜いた兄の応援で、奇跡のコラボが実現するという感動の物語。
兄のティボを演じるのは、『セラヴィ!』などでセザール賞に5度ノミネートされたフランス屈指の俳優バンジャマン・ラヴェルネ。弟のジミーには、フランソワ・オゾン監督の『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』『秋が来るとき』で評価され、近年出演作のオファーが絶えない新たな才能ピエール・ロタン。
監督・脚本は 2020 年カンヌ国際映画祭に正式出品され、ヨーロッパ映画賞コメディ作品賞を受賞した『アプローズ、アプローズ!囚人たちの大舞台』のエマニュエル・クールコル。脚本家としてデビュー し、『君を想って海をゆく』ではセザール賞脚本賞にノミネートされるなど、傑出したストーリーテラー として高く評価されている。










撮 影 は フ ラン ス 北 部ドゥ エ 近 郊 の 町 、ラレン で 行 わ れ 、ラレン 市 営 炭 鉱 労 働 者 楽 団 のメンバ ー が 、ジ ミー の所属する「ワランクール炭鉱楽団」の人々を演じた。
ベートーヴェン、モーツァルト、ドビュッシーからラヴェルの「ボレロ」、シャルル・アズナブールにダリダと、クラシックの名曲から現代のヒット曲までが本作に鳴り響く。運命の再会をした兄弟が未来へと歩き出す中、仲間たちの絆から生まれた奇跡の演奏。その音楽は、ファンファーレとなって観る者の人生を励ます感動の物語。
同作は、第72回 サン・セバスチャン国際映画祭で観客賞を受賞、第77回 カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア部門正式出品され、第50回 セザール賞の作品賞、主演男優賞(バンジャマン・ラヴェルネ)、 助演女優賞(サラ・スコ)、新星男優賞(ピエール・ロタン)など主要7部門にノミネートされた。
【ストーリー】
世界的なスター指揮者のティボ・デゾルモ(パンジャマン・ラヴェルネ)は、ある日練習中に倒れ、白血病と診断される。骨髄移植を受けるため、妹のローズの骨髄が適合するか検査を受けると、2に血縁関係はないことが判明する。ティボは幼いころに養子として家族に引き取られたことを母親は37年間隠していたのだった。さらに実の弟が存在することもわかる。弟のジミー(ピエール・ロタン)は、5歳の時に母がなくなり母の知り合いのクロディーヌに引き取られ、フランス北部の田舎町で暮らしていた。
ティボはドナーになってもらおうとジミーを訪ねるが、無骨なジミーは突然兄と名乗る男がやってきたことに驚き不快感を露にするが、クロディーヌにさとされ協力することにする。ティボの家を訪れ、3歳からピアノを習い始めたティボは今や米国の管弦楽団の音楽監督を務め、作曲家で指揮者として世界中を飛び回っているティボと自分の暮らしの違いに驚くが、骨髄移植は成功しお礼に訪れると、ジミーは地元の吹奏楽団でトロンボーンを吹いていて、絶対音感を持っていること知り、ジミーの才能を伸ばそうとして様々な形で応援していく。
【見どころ】
指揮者のティボが白血病で倒れたのをきっかけに、骨髄移植を受けるため検査を受けたことから、妹は実子だが自分は養子だったことが発覚し、さらに幼いころに別れた弟がいたこともわかり再会するという出生の秘密。そして、世界的スター指揮者の兄と、田舎町の学食で働き地元の楽団でトロンボーンを吹く弟という対照的な人生を歩んできた兄弟が、音楽を通じてうちとけて絆を築いていく様子や、2人が奇跡を起こすまでの数奇な物語がエモーショナルに展開する。幼いころに別れて対照的な人生を送ってきた兄弟をパンジャマン・ラヴェルネとピエール・ロタンが熱演。最初はティボに反発していたジミーが次第に心を許していく過程が緻密に描かれていて、ラストの感動を呼ぶ。
【クレジット】
監督・脚本:エマニュエル・クールコル(『アプローズ、アプローズ!囚人たちの大舞台』)
共同脚本:イレーヌ・ミュスカリ
出演:バンジャマン・ラヴェルネ、ピエール・ロタン、サラ・スコ
フランス/2024年/103分/仏語/カラー/5.1ch/原題:En Fanfare /英題:THE MARCHING BAND/日本語字幕:星加久実/字幕監修:前島秀国
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
配給:松竹
© 2024 – AGAT Films & Cie – France 2 Cinéma
2025年9月19日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開中