「スーパーマン」2週連続で北米週末興行収入1位 ジェームズ・ガン監督「スーパーマンは移民」発言の波紋

(2025年7月20日11:30)

「スーパーマン」2週連続で北米週末興行収入1位 ジェームズ・ガン監督「スーパーマンは移民」発言の波紋
「スーパーマン」(日本版公式サイトから)

「スーパーマン」は公開2週目となる金曜日の18日(現地時間)、北米の興行収入が1660万ドルを記録して2週連続で首位をキープした。ジェームズ・ガン監督の「スーパーマンは移民」発言が論争を呼んだ。

米興行サイトBox Office Mojoによると、「スーパーマン」は18日の興行収入が1660万ドル(約23億8000万円)で1位だった。米Page Sixによると、19日には累計の北米興行収入が2億ドル(約300億円)を突破し、今年最高の興行収入を記録するスーパーヒーロー映画となる見込みだという。

同作は、アメコミヒーローの原点といわれるスーパーマンを主人公に描くアクション・アドベンチャー。デイリー・プラネットの新聞記者として働くクラーク・ケントは、地球を守るために戦うスーパーマンとして活動していた。そうしたなか、宿敵の天才科学者レックス・ルーサーが立ちふさがる。
クラーク・ケント/スーパーマン役に「Pearl パール」(22)、「ツイスターズ」(24)などのデヴィッド・コレンスウェット。クラークと恋人関係になるデイリー・プラネットのフォトジャーナリスト、ロイス・レイン役に、Amazonの「マーベラス・ミセス・メイゼル」(17~23)で第75回、76回ゴールデングローブ賞女優賞(ミュージカル・コメディシリーズ部門)、第70回エミー賞主演女優賞(コメディシリーズ部門)を受賞したレイチェル・ブロズナハン。スーパーマンの宿敵の世界的企業家レックス・ルーサーにニコラス・ホルトなどのキャスト。

ガン監督の「スーパーマンは移民」発言が論争を呼んだことも大ヒットの要因の一つになった可能性もある。

スーパーマンは1938年に米アション・コミックスに初登場して以来、ラジオ、テレビ、映画など様々なメディアに登場して、アメリカで最も親しまれ続けている架空のスーパーヒーロー。赤ん坊の時に、滅亡の危機に瀕したクリプトン星から科学者の両親によって小型のロケットで地球に送り込まれ、カンザス州の夫妻に拾われクラーク・ジョセフ・ケントと命名された。成長してデイリー・プラネット新聞社に入社し、クラーク・ケントと地球を守るために戦うスーパーマンとして二重の生活を送っているという設定。
ガン監督は別の星からやってきたスーパーマンについて「スーパーマンはほかの場所から来て、この国で暮らす移民です」と発言。「政治的な映画だ」とも語り、トランプ政権の強硬な移民政策に異議を唱える発言として、トランプ支持者や保守層から「映画の世界に政治を持ち込むべきではない」などと反発を受けて波紋を広げた。アメリカの国民的ヒーローのスーパーマンを「移民」としたことはおそらく初めてのこと。ガン監督はトランプ政権の「アメリカ・ファースト」による排外主義的な移民政策と、それによるアメリカの分断に改めて問題提起した。

2位は前週に続いて「ジュラシック/復活の大地」で、18日の興収は656万ドル(約9億7600万円)だった。公開17日で興収約2億6000万ドル(約386億8000万円)の大ヒットとなっている。 3位は初登場のホラー映画「アイ・ノウ・ホワット・ユー・ディッド・ラスト・サマー」。「ラスト・サマー」シリーズの第4作で、1997年のオリジナルのリブート版で興収585万ドル(約8億7000万円だった。4位はミュージカル・コメディ・アニメ映画「スマーフ」。リアーナがスマーフェット役で出演している。日本では「劇場版スマーフ/おどるキノコ村の時空大冒険」のタイトルで9月19日公開。5位は「F1/エフワン」だった。