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映画
天才高校生の前代未聞のカンニング計画「BAD GENIUS/バッド・ジーニアス」 ベネディクト・ウォン&カリーナ・リャン対談インタビュー映像公開
(2025年7月10日19:00)

天才高校生の前代未聞のカンニング計画を描く映画「BAD GENIUS/バッド・ジーニアス」(7月11日公開)の天才高校役カリーナ・リャンと父親役ベネディクト・ウォンの対談インタビュー映像が公開になった。
本作は2017年、バズ・プーンピリヤ監督長編2作目として本国タイで公開され、国内興行収1位、16の国と地域でサプライズヒット(うち中国・香港・ベトナム・マレーシア・ブルネイ・マカオ・フィリピンではタイ映画史上歴代興収1位)を記録した『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』のリメイク。
手がけるのは、フランス映画『エール!』を『コーダ あいのうた』としてハリウッドリメイクし、第94回アカデミー賞作品賞を受賞したスタッフ。パワーアップした『BAD GENIUS(原題)』がギャガ配給にて、邦題を『BAD GENIUS/バッド・ジーニアス』として、7月11日(金)より新宿バルト9他にて全国ロードショーとなる。




天才的頭脳で自らの道を切り開く主人公・リンを演じるのは、新生、カリーナ・リャン。メガホンをとるのは、本作が初監督となり、脚本も担当したJ・C・リー。これまでに映画、演劇、テレビシリーズの脚本を数多く担当し、2019年にサンダンス映画祭でプレミア上映された『ルース・エドガー』では高い評価を集めた。共同脚本を担当したのは、『ル―ス・エドガー』でもリーとタッグを組んだ経験のあるジュリアス・オナー。MCUの話題作『キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド』(15)では、脚本のみならず監督も務め、ハリウッドが注目する最旬クリエイターの一人だ。製作には『コーダ あいのうた』プロデューサーのパトリック・ワックスバーガーが名を連ねるなど、新たな『バッド・ジーニアス』を生み出す盤石の布陣が実現した。
物語は、貧しい家庭に育つ天才少女・リンが有名高校に特待入学するところから始まる。落第の危機に瀕した親友を助けるため、リンは試験中にある方法で答えを教えてしまう。その事件をきっかけに、リンを取り巻く環境は一変。やがて、世界を跨ぐカンニング計画の実行へ発展していく。
この度、本作の主演を務めるカリーナ・リャンと父親役のベネディクト・ウォンの対談インタビュー映像が届いた。あわせて、ベネディクト・ウォンにフォーカスした新場面写真も解禁!になった。
カリーナは、オーストラリアやシンガポールで暮らし、現在はトロントとロンドンを拠点に活動。シンガポールのラサール芸術大学で演技を学び、IGCSE Drama 2016にて“Top of the World”に選出された。数々の舞台や 短編映画で経験と実績を積み、近年ではスティーヴン・ソダーバーグ監督作『プレゼンス 存在』(25)でルーシー・ リューと共演し、サンダンス映画祭で注目の新星として脚光を浴びた。また、直近では、ハリウッド実写版『ストリートファイター』で、人気キャラクター・春麗(チュンリー)役に大抜擢された、というニュースでも話題を集めており、今後の更なる活躍が期待される新星。ベネディクト・ウォンは、香港系のイギリス人俳優で、MCU映画『ドクター・ストレンジ』、『アベンジャーズ』シリーズの魔術師ウォン役として知られている。
リメイク版では舞台がアメリカになったことにより、アメリカの移民のアイデンティティといった社会的背景がテーマになっている。カリーナは「階級社会の不平等は大事なテーマです。金銭的な後ろ盾がない家族の葛藤を描くにあたり、アメリカを舞台にしたことで、新しい扉が開いたといえますね。私自身、アメリカ大陸に家族が来た身からしても、やはりプレッシャーを感じていましたので、それを強調しているところがオリジナルとの大きな違いだと思います。私の家族も中国から来て、私自身はオーストラリア、シンガポール、ニューヨーク、カナダとさまざまなところで生きてきたので、アジア系の抱える葛藤は非常に身近です」と自身の経験を踏まえ、回答。
ベネディクトは、「加えて、本作は家族の大切さに敬意を払っています。父は働き者で、娘にすべてを託して、娘のために生きています。彼女に託しすぎるがあまり、彼女の夢ではなく、より安定した暮らしのほうに重きを置きすぎることから、葛藤が生まれるのです」と役柄について語る。
ベネディクトは本作への出演を決めた理由として、「脚本を読んだときに自分がぐっとくるようないいストーリーかどうかという基準で仕事を選んできました。今作は特に父と娘の関係性に惹かれました。移民を描いている点においては、自分や亡くなった妻が持っていなかった機会を、娘には与えたいんだと大きな何かに向かっているところ、それからアジア的な家庭における、子供たちが安心できる居心地のよさを提供したいという思い、ただ、子供に安定を与えたいと思うがゆえに夢がオフセットされるというか、愛情の表し方もさまざまですよね」と明かした。
父娘役を演じたことを振り返り、ベネディクトは「共演できてとてもよかったよね。最初にロンドンで会ってすぐ打ち解けました。特にこの作品はカリーナにとって初の映画で、いきなり主演だったんです。でも主演をみごとにやり遂げて、すばらしい演技を披露してくれました。そのあと、スティーブン・ソダーバーグ監督の『プレゼンス 存在』でとてもいいスタートを切りましたね。私たちも、父親と子どものいい関係を演じられたんじゃないかな」と話し、カリーナの成功を喜んだ。
カリーナは、「長年、尊敬していてあこがれていた俳優なので、会う前夜は緊張して眠れませんでした。でも、会ったとたんにとても気さくな方だとわかったので、すぐに打ち解けることができました。二人のシーンは最高でした。とても安心して、クリエイティブにお互いの演技を模索できるすばらしい空間を共有でき、自然に演技ができました。父役がベネディクトさんでなければ、やり遂げられなかったんじゃないかと思うくらい、多くの助言をいただきました」と感謝を伝える。今後の展望として、「『バッド・ジーニアス』を第一弾として、親子三部作を撮ろうという話をしています。カリーナにとっては最初の映画の仕事でしたが、私たちは協定を結んだように、お互いに支えあっていました。親子でやっていくんだという、まさにモウとリンのような関係が築けたと思います」とベネディクトは茶目っ気たっぷりに明かした。
カリーナら後輩のアジア系俳優たちへのアドバイスを尋ねられると、ベネディクトは「役者というのは錬金術師のように自分の熟練の腕を磨いていく旅路と言えます。自分の演技道というか、手法を見出していくのです。経験を積んでいく中で信じられないような機会をもらうことがあります。自分がつねに何がきても大丈夫という状態でいることが大事です。本作においてはカリーナとの共演ですね。その関係が続くことにも恵まれるのです。助言としては、舞台にも通って、吸収できることは吸収してください。同時にほかの仕事を掛け持ちしなくてはならないこともあるでしょう。でも『自分は演技だけで一本立ちできる』と思ったら、そこに集中してキャリアを形成していけるように。幸運を祈ります」をと自身の経験を踏まえながら、エールを送った。映像の最後には二人でハートを作るかわいらしい姿も収められている。
【STORY】
貧しい家庭で暮らすリンは、全科目で学年トップの成績を収める天才的な頭脳の持ち主で、名門高校に特待生として迎え入れられる。ある日の試験中、親 友を救うために奇想天外な方法で解答を教え、好成績を取らせてしまう。そんなリンの才能に目を付けたのが親友の恋人。富豪弁護士を父に持つ彼は、学校の劣等生たちを救済する“危険なビジネス”を持ちかけてくる。しかしそれは、世界を跨ぐ《前代未聞のカンニング計画》の始まりだった―!
【クレジット】
監督:J・C・リー 脚本:J・C・リー ジュリアス・オナー
出演:カリーナ・リャン ジャバリ・バンクス AND ベネディクト・ウォン
配給:ギャガ
©Stewart Street LLC
シネマスコープ/5.1chデジタル/上映時間:97分/字幕翻訳:中沢志乃 [PG-12]BAD
7月11日(金) 新宿バルト9 他 全国ロードショー