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映画
伊藤詩織監督「Black Box Diaries」 第67回サンフランシスコ国際映画祭で審査員特別賞を受賞
(2024年5月6日12:00)
ジャーナリストの伊藤詩織さんの初監督作品で、自身の性被害を調査する姿を自ら記録したドキュメンタリー「Black Box Diaries」が第67回サンフランシスコ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。
同作は伊藤さんが元テレビ局員から受けた性的暴行について6年に渡って自ら調査した記録で、「新聞記者」「妖怪の孫」などを手がけたを中心に、イギリス・アメリカ・日本合作。
伊藤さんは6日、自身のインスタグラムにサンフランシスコ映画祭での写真や動画などを投稿し「サンフランシスコ国際映画祭で審査員特別賞を受賞しました。」と報告。「今夜はバンクーバーでQ&Aと上映会を行い、もうすぐシアトルです!」と伝えた。5月10日、11日にはシアトル国際映画祭に参加するという。
同映画祭の公式サイトでは「伊藤詩織監督の『Black Box Diaries』と、その並外れた芸術性、ジャーナリスティックな誠実さ、そして彼女のストーリーを押し通す揺るぎない勇気を、審査員特別賞として評価します。この作品が、厳格なビジュアル・ジャーナリズムと一人称のドキュメンタリー制作を融合させる芸術への彼女の最初の進出は、私たちが注目し、感謝し、応援するに値する記念碑的な行為である。」と評価した。
同映画祭では森山未來&藤竜也出演『大いなる不在』(7月12日公開)が最高賞を受賞した。