「マイ・ハート・パピー」主演ユ・ヨンソク、来日舞台挨拶で能登半島地震に見舞いの言葉「1日も早く復旧し安全な生活に」

(2024年1月7日20:45)

「マイ・ハート・パピー」主演ユ・ヨンソク、来日舞台挨拶で能登半島地震に見舞いの言葉「1日も早く復旧し安全な生活に」
登壇したユ・ヨンソク(6日、東京・新宿湖のシネマート新宿で)

映画「マイ・ハート・パピー」(1月2日より公開中)の主演ユ・ヨンソク(39)が来日して6日、東京・新宿区のシネマート新宿で行われた舞台挨拶に登壇し、能登半島地震に見舞いの言葉を述べ、同作について語った。

同作は、弟のように可愛がる愛犬ルーニーと一緒に暮らせなくなってしまったミンスと、オープンしたカフェがつぶれて金欠に苦しむジングクの従兄弟が、ルーニーの里親探しの旅に出て、その先々で、行き先のない子犬たちとの運命的な出会いをする笑いと涙の”ワンダフル・ロードームビー”。
ミンスを演じたのは、「応答せよ1994」から『バニシング 未解決事件』、「賢い医師生活」まで、幅広いキャラクターを演じて、日本でも人気急上昇中のユ・ヨンソク。ミンスとともにルーニーの完璧な里親を一緒に探す従兄弟・ジングクに、映画『神と共に 第一章 罪と罰』、ドラマ「番外捜査」、バラエティなど、メディアを問わず誰もが共感できる演技力と親しみやすさで大衆を魅了し、『猟奇的な彼女』で日本でも大ブームを巻き起こしたトップスター俳優、チャ・テヒョン。15年ぶりの共演ながらも、本当の兄弟のような息ぴったりの2人の演技と、言葉は通じないが心は通じる犬たちとの予測不可能なドラマが展開する。

満員の客席の大歓声に迎えられたヨンソクは日本語で「こんにちは」と挨拶。そして、元日に発生した能登半島地震について「まず新年に起きました日本での地震の被害に対し、お悔やみの言葉を申し上げたいと思います。一日も早く復旧し、安全な生活に戻れることを願っております」と被災者への見舞いの言葉を口にした。

日本で出演映画の舞台挨拶に登壇するのはこれが初めてとなるが「新年早々、このように劇場をいっぱいに埋めてくださるみなさんの顔を見ると、本当に幸せな気持ちです」と笑顔を見せた。
本作でヨンソクが演じたミンスと共に、犬たちの里親探しの旅に出る従兄弟のジングクを『猟奇的な彼女』で日本でも人気のチャ・テヒョンが演じているが、ヨンソクは「テヒョン先輩は、僕が初めて出演したドラマで共演させていただいて以来、長く縁のある先輩で、実の兄のような存在なので嬉しかったです」と共演の喜びを語る。
撮影には多くの犬も参加したが「何匹もの犬たちがいて面白かったんですけど、夏の間に1か月ほど撮影できない時期があり、小犬たちが急に大きくなってしまうという困難もありました。それでも犬を替えるのではなく、遠近法を使って遠くから撮影しました。もしバレても、かわいく見ていただければと思います」とエピソードを明かしてくれた。

本作の撮影終了後に、保護犬を自宅に迎えたという。リタという名の愛犬について「リタを家族に迎えて、毎日が本当に楽しいです。撮影で遅くなって夜遅くに帰っても、喜んで迎えてくれるのが嬉しいです。映画の中で、ミンスに(愛犬の)ルーニーがいるように、僕にはリタがいるわけです」と満面の笑みで語った。
劇中、ミンスがルーニーをワシャワシャとなでる姿が印象的だが、「リタがあおむけになってくれて、毎日、お腹を触っています!」と明かしてくれた。
もしもリタを連れて旅をするなら? という質問に「最近、韓国は雪が降ることが多いんですが、リタを公園に連れて行くと喜んで雪を踏んでいました。なので、札幌に行って一緒に散歩するのはどうでしょう」とリタを伴っての日本旅行を希望した。
また、映画を観て保護犬を迎えようと考えている人に助言を求めると「保護犬は悲しみを抱えている場合も多いので、育てるのが難しいんじゃないかと心配されている人も多いかもしれませんが、たくさん愛情を注いであげて、互いに信頼を紡げば、喜びと幸せをくれる存在です。心配せずに家族として迎えてあげて、幸せな時間を過ごしてくれることを願っています」とアドバイスを送った。

さらに、事前にファンから募った質問にヨンソクが回答した。 映画のタイトルにちなんで、愛犬のリタ以外で最近ハマっていることやモノ(「マイ・ハート〇〇」)を尋ねられると「昨日も飲みましたが、日本酒ですね。お酒にウイスキー、焼酎もありますけど、和食にはやっぱり日本酒がいいなと思います」と明かす。
また「リタのチャームポイントを3つ挙げてください」という問いには「選ぶのが難しいですけど…」と前置きして「本当に優しくていい子です。吠えないし、現場に連れて行ってもおとなしくしていますし、賢いです。ドッグスクールに通っているんですけど、奨学金をもらえるくらい賢いんです。最後のひとつは…なぜかわかりませんが、周りからよく僕に似ていると言われます。なぜかわかりませんが、僕も似ている気がしています(笑)」と愛情たっぷりに回答した。
そして「2024年の目標」を尋ねられると、しばし思案した末に「まだ考えてないんですが、2回以上は日本に来たいと思います」とファンの前で再来日を公言して 会場は歓喜の拍手に包まれた。
また「来日時に必ず食べる好きな日本の食べ物は?」という質問には「ラーメンです」と即答。「昨日も食べたんですが、昨日のお店はちょっと変わっていて、各地域の有名店が集まっていて、何を食べたらいいのか悩みました。塩にしょうゆ、みそ、とんこつもあって、本当に選ぶのが大変でしたが、とんこつを食べました」と明かした。
最後に日本のファンに向けて、スマホを覗きながら、日本語で「映画を楽しくご覧いただき、ワンちゃんたちを大切にし、愛してあげてください。みなさんにたくさんの福がやってきますように」とメッセージを届け、温かい拍手と歓声の中で舞台挨拶は幕を閉じた。

「マイ・ハート・パピー」主演ユ・ヨンソク、来日舞台挨拶で能登半島地震に見舞いの言葉「1日も早く復旧し安全な生活に」
ファンの質問にも答えたユ・ヨンソク(6日、東京・新宿湖のシネマート新宿で)



【STORY】
弟のように可愛がる愛犬“ルーニー”のために定時で退社する真面目なミンス。しかし、ある日突然ルーニーと一緒に暮らせなくなってしまう。一方、野心的にオープンしたカフェがつぶれ、金欠に苦しむジングク。ジングクは従兄弟であるミンスの切迫したSOSに悩んだ末、ルーニーの里親探しの面接を提案する。人生崖っぷちの2人は完璧な里親を探す旅の先々で、行き先のない子犬たちとの運命的な出会いをする。この子犬たちとの出会いが、2人の人生を大きく揺るがすこととなる。

【クレジット】
監督・脚本:キム・ジュファン(『ミッドナイト・ランナー』)
出演:ユ・ヨンソク(「賢い医師生活」)、チャ・テヒョン(『猟奇的な彼女』)、チョン・インソン(「ウラチャチャ MyLove」)、パク・ジンジュ(『スウィング・キッズ』)、キム・ユジョン(「雲が描いた月明かり」)、イ・ホジョン(『ミッドナイト・ランナー』)、ウ・ドファン(『ディヴァイン・フューリー/使者』)
2023年/韓国/韓国語5.1ch/113分/原題:멍뭉이(英題:My♡Puppy)/字幕翻訳:蔡七美
配給:AMGエンタテインメント
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公式サイト:https://myheartpuppy.jp
■ユ・ヨンソク日本公式ファンクラブ
http://www.yoo-yeonseok.com/
2024年1月2日(火)よりシネマート新宿ほか全国順次公開中