香港発サスペンス・ホラー「香港怪奇物語 歪んだ三つの空間」監督インタビュー映像公開

(2023年11月28日22:30)

香港発サスペンス・ホラー「香港怪奇物語 歪んだ三つの空間」監督インタビュー映像公開
「香港怪奇物語 歪んだ三つの空間」メインビジュアル

香港発のサスペンス・ホラー「香港怪奇物語 歪んだ三つの空間」が12月1日(金)よりシネマカリテ他全国順次公開され事が決まり、オムニバス3本からなる本作の2作目「デッド・モール」を撮ったフルーツ・チャン監督のインタビュー映像が公開された。

 本作は「メイド・イン・ホンコン」(97)などで一躍香港インディペンデント映画界を代表する監督となったフルーツ・チャン、「少林サッカー」などチャウ・シンチー監督作品の脚本を務めたフォン・チーチャン、「ダークナイト」などハリウッド作品に携わり、本作が長編初監督作となったホイ・イップサンという3人の奇才が集結して、日常のすぐそばにある恐怖を撮り上げた香港発のサスペンス・ホラー。

香港発サスペンス・ホラー「香港怪奇物語 歪んだ三つの空間」監督インタビュー映像公開
「香港怪奇物語 歪んだ三つの空間」

その中の「デッド・モール」は、セシリア・ソー演じる「オカルト捜査局」のライバーであるガルーダが、以前火災のあったショッピング・モールに残る“ある噂”の真相を求めて訪れていた。そこで、投資案件を紹介するライバーのヨン(ジェリー・ラム)と出くわす。2人の前に、ガスマスクをつけた女と不気味な警備員が現れたことから、そのショッピング・モールは「デッド・モール」と化していくという内容。

フルーツ・チャン監督は「脚本を当初読んだ時には幽霊物語だと思ったが、幻想的で少し奇妙なミステリーホラーで、サイコホラーに近い」と話す。「初期段階の脚本にはスリラーの要素もあって、焼けただれた顔や炎、ガスマスクをつけた女性キャラクター等、コロナ禍の今の世情にすごくマッチしていた。パンデミックという時事的要素で、時代感覚が強くなった」とも語っている。続けて、撮影場所、配役などの苦労など秘密も明かしている。

■作品概要

「暗い隙間」
監督:ホイ・イップサン 出演:チェリー・ガン ン・ウィンシー
【Story】
 中学時代、ヤウガーは“眼”を見開いた死体を発見して以来トラウマを抱える。成人し一人暮らしを始めるヤウガーだが、部屋の中であの“眼”に見られているという恐怖を感じ、部屋の「暗い隙間」に追いつめられるのであった…。

「デッド・モール」
監督:フルーツ・チャン 出演:ジェリー・ラム セシリア・ソー
【Story】
ライブ配信で投資案件を提供するヨン。奇妙な噂の真相を配信で暴露するガルーダ。客が居なくなった暗闇のモール内で、二人の前にガスマスクの女と不気味な警備員が現れ、二人は「デッド・モール」の中を走り回るのであった…。

「アパート」
監督:フォン・チーチャン 出演:リッチー・レン ソフィー・ン
【Story】
あるアパートの1階で、顔面蒼白の溺死者らしき幽霊が目撃される。小説家のアチー、伝説のヤクザ ホーら5人の住人は幽霊退治に立ち上がるが、驚愕の事実を目の当たりにする。古びた「アパート」の悪夢の一夜は始まったばかり…。
2021年/香港/広東語・北京語/112分/シネマスコープ/5.1ch/原題:失衡凶間/英題:Tales from the Occult/日本語字幕:鈴木真理子/G
配給:武蔵野エンタテインメント株式会社
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12月1日(金)よりシネマカリテ他全国順次公開