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「エリック・クラプトン アクロス 24 ナイツ」クラプトンの伝説のライブが4K映像で蘇る
(2023年6月8日12:15)
今年4 月に洋楽アーティストとして初となる通算 100 回目の日本武道館公演を含めて、全 6 回の日本武道館公演を成し遂げた史上最高のギタリストとも称されるロックレジェンド、エリック・クラプトン。そのクラプトンが1990年と91年にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行った伝説の42公演の中から厳選し、4K映像で映画「エリック・クラプトン アクロス 24 ナイツ」として蘇った。
クラプトンは同ホールで1990 年 1 月 18 日から 2 月 10 日まで 18 回のライヴ・シリーズを行った。4 人編成からホーンセクションの入った 13 人編成、オーケストラとの共演まで、日ごと様々な趣向が繰り広げられる記念碑的なものとなった。
さらに翌 91 年の 2 月 5 日からスタートした同会場での公演では、4 人編成、ホーン無しの 9 人編成に、彼の敬愛するアルバート・コリンズやバディ・ガイらをゲストに招いたブルース・ナイト、そしてマイケル・ケイメン指揮のロイヤル・フィルハーモニー・オーケストラを配した夜という、3 月 9 日のフィナーレまで 24 回もの記録的な連続公演を成功させた。
全 42 回の公演の多くはフィルムで記録されていたが、30 数年を経た今、ベストパフォーマンスを選び抜いて編集、4K で作り上げたのが本作「エリック・クラプトン アクロス 24 ナイツ」となった。エリック・クラプトンのデビュー60 周年記念作品でもある。
収録された楽曲は、バラエティに富んだ全 17 曲。そのうち、「いとしのレイラ」をモチーフにしたオーケストラによるプロローグを含めると、13 曲がこれまで公開されていなかったものだという。30数年にわたって世界中のファンが待ち望んでいた未発表音源、映像が、至上の音響と 4K 映像で蘇る。
オーケストラをバックにした「クロスロード」に始まり、4人編成でフィル・コリンズがドラムを叩くヒット曲「アイ・ショット・ザ・シェリフ」。伝説のロックバンド、クリーム時代の「ホワイト・ルーム」など。そしてクラプトン独特の演奏スタイルとして知られる、ギターのネックに吸いかけのタバコを刺しての「愛しのレイラ」。そしてラストの「サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ」まで、随所でクラプトンの熱唱と圧倒的なギター・パフォーマンスが繰り広げられる。そして「エッジ・オブ・ダークネス」でのオーケストラとクラプトンのギターが融合した、それ自体が一つのモダン・クラシックのような壮大な演奏は圧巻だ。脂の乗り切ったころのクラプトンの珠玉のパフォーマンスに酔いしれる作品になっている。
■劇中楽曲リスト
1 前奏
2 Crossroads クロスロード
3 I Shot The Sheriff アイ・ショット・ザ・シェリフ
4 White Room ホワイト・ルーム
5 Knocking on Heaven’s Door 天国への扉
6 Lay Down Sally レイ・ダウン・サリー
7 All Your Love オール・ユア・ラヴ
8 Black Cat Bone ブラック・キャット・ボーン
9 My Time After A While マイ・タイム・アフター・ア・ホワイル
10 Edge of Darkness エッジ・オブ・ダークネス
11 Holy Mother ホリー・マザー
12 Tearing Us Apart ティアリング・アス・アパート
13 Cocaine コカイン
14 Wonderful Tonight ワンダフル・トゥナイト
15 A Remark You made ア・リマーク・ユー・メイド
16 Layla いとしのレイラ
17 Sunshine of Your Love サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ
出演:エリック・クラプトン、マイケル・ケイメン、フィル・コリンズ、アルバート・コリンズ、バディ・ガイ他
監督:デヴィッド・バーナード 原題:Eric Clapton - Across 24 Nights
2023年/115分/1.83:1/イギリス/ドルビー・アトモス(対応劇場のみ)/字幕(歌詞全訳):小泉真祐
配給:オンリー・ハーツ 公式URL: http://clapton.onlyhearts.co.jp
2023年6月9日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷・アップリンク吉祥寺
6月16日(金)角川シネマ有楽町 他にて全国順次公開