韓国映画「高速道路家族」 本編映像とチョン・イルのインタビュー公開

(2023年3月27日13:30)

韓国映画「高速道路家族」 本編映像とチョン・イルのインタビュー公開
「高速道路家族」(ⓒ2022 Seollem film, kt alpha Co., Ltd. All Rights Reserved.)

第 27 回釜山国際映画祭で、「パラサイト 半地下の家族」に次ぐ大傑作と称賛された、チョン・イルとラ・ミランの W 主演作、映画「高速道路家族」(4 月 21 日公開)の本編映像が解禁になった。またチョン・イルのインタビューが到着し、来日が決定した。

ドラマ「太陽を抱く月」のチョン・イルと映画「ガール・コップス」のラ・ミランのW 主演作「高速道路家族」は、ホームレス一家と裕福な訳あり夫婦、2 つの家族の偶然の出逢いが火種となるパラサイティック・スリラー。第 27 回釜山国際映画祭で「『パラサイト 半地下の家族』に次ぐ大傑作」「ユーモア、サスペンス、アクション…映画のすべてが詰まった衝撃作」称賛され、本国の公開でも、観客・批評家の熱狂を呼び、スマッシュヒットを記録した話題作。

ホームレス一家の父親ギウ役を演じるのは、「太陽を抱く月」、「ポッサム ~愛と運命を盗んだ男~」など多くの大ヒット作品に出演し、本作が 7 年ぶりのスクリーン復帰となるトップスターのチョン・イル。
サービスエリアでギウ一家と偶然出逢う経営者のヨンソン役には、「正直政治家 チュ・サンスク」で韓国最大の映画賞の青龍映画賞主演女優賞を受賞し、「国際市場で逢いましょう」、「ガール・コップス」など話題作で好演のラ・ミラン。韓国映画史に残る大ヒット作「スキャンダル」のイ・ジェヨン監督に師事してきた、注目の新鋭イ・サンムン監督がメガホンをとった。

この度解禁された本編映像では、サービスエリアの敷地内に無断でテントを張って暮らしていたギウ一家が、職員にテントを撤去するよう注意を受けるシーンから始まる。難癖をつけて必死に抵抗するギウと職員が言い争っている声を聴き、テントの中から出てくるジクと幼い二人の子供たち。やがてギウと職員が掴み合いのケンカをはじめギウが職員を押し倒すと、テントに倒れ込み骨組みが壊れてしまう。家代わりのテントが壊れてしまい、サービスエリアを追い出されてしまったギウ一家に予想だにしない苛酷な運命が待ち受ける。

■チョン・イルインタビュー「ギウはこれまで韓国映画では見られなかったキャラクター」

韓国映画「高速道路家族」 本編映像とチョン・イルのインタビュー公開
「家族の意味について深く考える映画になった」と語ったチョン・イル

さらに、ギウを演じたチョン・イルのインタビューが到着した。本作で 7 年ぶりのスクリーン復帰となったイルは「今まで演じた役とは雰囲気が違う人物を演じてみたいと思っていた時に台本を受け取りました。ギウはこれまで韓国映画では見られなかったキャラクターで、自分も今まで演じたことのない役柄だったので、とても魅力的でした。脚本を読んですぐにやると言いました」と、ギウのキャラクターに惹かれ久しぶりの映画出演を即決したことを明かした。

また家族を愛するホームレスという設定に対して、「ギウは社会から捨てられたのであって、自分の意志でホームレスになったわけではありません。あの姿が大黒柱として生きていく方法の中で、ギウが選択した最善だったのではないかと思います」と語った。

これまで映画を6回観て、毎回違うポイントで涙が出たという。「観るたびに新しい感情が生まれ、家族の意味について深く考える映画になったと思います」と作品への自信を覗かせた。

そして、チョン・イルの来日が決定した。4 月 21 日(金)にシネマート新宿で行われる初日舞台挨拶に登壇する。チケットは、4 月 1 日(土)よりファンクラブ先行発売開始、ローソンチケットにて 4 月 15 日(土)より一般発売開始。映画「高速道路家族」は 4 月 21 日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開。

韓国映画「高速道路家族」 本編映像とチョン・イルのインタビュー公開
「高速道路家族」(ⓒ2022 Seollem film, kt alpha Co., Ltd. All Rights Reserved.)

【STORY】
テントで寝て、夜空の月を照明として暮らすギウ(チョン・イル)と3人の家族。彼らは、高速道路のサービスエリアを転々とし、再び遭遇することのない訪問者に2万ウォンを借りながら食いつないでいる。ある日、すでにお金を借りたことのあるヨンソン(ラ・ミラン)と別のサービスエリアで再び遭遇してしまう。不審に思ったヨンソンはギウを警察に届け出る。ヨンソンは残されたギウの妻ジスク(キム・スルギ)と子供2人を放っておけず、家へ連れて帰り一緒に暮らすことになるが...。悲劇か喜劇か?本国では賛否両論の嵐を巻き起こしている想像もつかない衝撃の結末が待ち受ける。

■作品情報

監督・脚本:イ・サンムン
音楽:イ・ミンフィ 『ひと夏のファンタジア』『最善の人生』
美術:ソン・ソイル 『ポエトリー アグネスの詩』『バーニング 劇場版』
出演:チョン・イル、ラ・ミラン、キム・スルギ、ペク・ヒョンジン、ソ・イス、パク・ダオン
2022 年/韓国/韓国語 5.1ch/128 分/英題:Highway Family/字幕翻訳:具美佳/G 指定
配給:AMG エンタテインメント
公式サイト:https:kousokudouro-kazoku.jp
(2023 年 4 月 21 日(金)シネマート新宿ほか全国順次公開)