インドネシアで 640 万人動員のホラー「呪餐 悪魔の奴隷」の本編映像解禁

(2023年2月15日17:00)

ンドネシアで 640万人動員のホラー「呪餐 悪魔の奴隷」の本編映像解禁
「呪餐 悪魔の奴隷」(© 2022 Rapi Films )

インドネシアで 640 万人を突破し、同国歴代興行収入第3位を記録。インドネシアア カデミー賞 7 部門ノミネートを始め、世界各国の国際映画祭で物議を醸しだした大ヒ ットホラー「呪餐 悪魔の奴隷」(2 月 17 日公開)の本編映像が解禁になった。

1980 年代に、イスラム教圏で最も恐いホラー映画として話題を集めたインドネシア映画「夜霧のジョギジョギモンスター」をリメイクし、2017 年インドネシア国産映画観客動員数 1 位を記録(420 万人)した「悪魔の奴隷」。本作は、その「悪魔の奴隷」から 4 年後が舞台となり、主人公のリニ一家を再び襲う恐怖を描いたホラー作品。東南アジアで初の IMAX 撮影された本作は、釜山国際映画祭をはじめ各国の映画祭に出品。本国では 640万人を突破し、インドネシア国産映画歴代興行収入 3 位の歴史的大ヒットとなった。

同作は1984 年のインドネシア・ジャカルタ北部が舞台。惨劇に包まれた田舎の一軒家を後にし、4 年前に高層アパートに越してきたリニ一家。多くの住人に囲まれ、安堵の日々が取り戻せると思った―。恐ろしい悪魔も、誰かの隣人かもしれない。荒れ狂う嵐。さまよう殺人鬼。放置された数多の遺体。巨大な墓石と化した高層アパートで、戦慄の一夜が更けていくーという内容。

この度解禁されたのは、「“神”に服従しろ。間もなく“神”が誕生する」という不気味な声に驚き、一家が散り散りに逃げ惑うシーンから始まる臨場感溢れる恐怖映像が詰まった本編映像。それぞれの名前を叫びながら、お互いのいる場所を確認しようと暗いアパート内を走り回るも、リニと弟たち、その仲間たちはバラバラになってしまう。雷で時折アパート内に光が差すと、不気味な何かの姿が見えてしまう恐怖。逃げ惑うリニは何者かに気絶させられ、目を覚ますと儀式の場に倒れ込んでいる。そこには黒い服に身を包んだ者たちと、父や弟のトニーやボンディもいるが、なによりリニを驚かせたのは、その儀式を先導しているのが、なんとずっと行方不明だった末弟のイアン。そのイアンに「食べてリニ。すべてを忘れて」と口の中に何かを押し込められるリニ。ついに一家を巻き込んでおぞましい儀式が始まる。
フラッシュをたいた時にだけ確認できる儀式の様子や、雷鳴で光る時にだけアパート内が一瞬見えるという演出が、恐怖を加速させていく。巨大な墓石と化した高層アパートで待ち受ける未曾有の恐怖が詰まった本編映像となっている

ンドネシアで 640 万人動員のホラー「呪餐 悪魔の奴隷」の本編映像解禁
「呪餐 悪魔の奴隷」(© 2022 Rapi Films )



【STORY】母と祖母を立て続けに亡くし、末弟のイアンも行方不明になったリニ。それまで住んでいた一軒家を後にし、父親とふたりの弟と共にジャカルタ北部の高層アパートに4年前に越して来た。一方、数年に渡り2,000人が犠牲となっている前代未聞の連続殺人事件が世間を賑わせていた。そして、慎ましく暮らしていたリニたちの周囲を、度重なる不幸が襲い始める。アパートのエレベーターが落下し、多くの住人が命を落とし、父親も重傷を負う。さらに、死者の埋葬もままならないまま、局地的な大嵐が襲い下層階が浸水。停電も併発し完全に孤立してしまう。リニたち住人は、暗闇を纏った寒々しいアパートで、多数の遺体と一夜を過ごさなければならなかった―。

出演:タラ・バスロ、エンディ・アルフィアン、ネイサー・アヌズ、ブロント・パララエ/監督・脚本:ジョコ・アンワル
2022 年/インドネシア映画/インドネシア語/119 分/シネスコ/5.1ch/字幕:藤本聡/映倫:G
原題:Pengabdi Setan 2: Communion/英題:Satan’s Slaves:Communion/提供:ニューセレクト/配給:アルバトロス・フィルム
(2003年2月17日(金)より、全国ロードショー)