「レジェンド&バタフライ」、週末観客動員初登場1位 東映が1~3位独占

(2023年1月30日17:00)

「レジェンド&バタフライ」、週末観客動員初登場1位 東映が1~3位独占
「レジェンド&バタフライ」

木村拓哉と綾瀬はるかが織田信長と濃姫の激動の愛と戦いを演じる東映創立70周年記念作品「レジェンド&バタフライ」(大友啓史監督)が先週末(1月27~29日)の観客動員数(興行通信社調べ)で、8週連続で1位を独走していた「THE FIRST SLAM DUNK」を制して1位になったことが30日、分かった。3位は「ONE PIECE FILM RED」で東映が1~3位を独占した。

「レジェンド&バタフライ」は木村演じる織田信長と綾瀬演じる濃姫の結婚から明智光秀の本能寺の変で信長が自害するまでの愛と激動の生涯を描いた大作時代劇。大うつけと呼ばれた尾張国の信長は敵対する隣国・美濃国の斎藤道三(北大路欣也)の娘・濃姫と両国の和議として政略結婚するが、武芸に秀でた濃姫は道三の下知があればいつでも信長の寝首を掻くといい、初夜にはプロレスまがいの格闘になり信長を抑え込んでしまうシーンなどうつけの信長を圧倒する男勝りの濃姫を綾瀬が熱演。
そしてお忍びで京の町に2人で出ていき貧民窟の住人に襲われ、激しい乱闘の末に逃げ込んだ廃屋で激しく求め合い、天下布武に向けて絆を深めていく。さらには今川義元を打ち取った桶狭間の戦いの前に、濃姫が信長の戦略を「愚策」といい論争しながら策を練るシーンなど随所に斬新なドラマ展開が繰り広げられる。濃姫がリードする前半。そして後半になって信長が延暦寺の焼き討ちなど暴走し魔人となっていくシーンで木村が鬼気迫る演技を見せている。
明智光秀に宮沢氷魚、森蘭丸に市川染五郎、徳川家康に斎藤工、織田信秀に本田博太郎、濃姫の筆頭侍女・各務野に中谷美紀、同侍従・福富平太郎貞家に伊藤英明などが脇を固めている。

種末観客動員の2位は「THE FIRST SLAM DUNK」、3位は「ONE PIECE FILM RED」で東映のワン・ツー・スリーとなった。

■映画興行ランキング

① (N) レジェンド&バタフライ
② (1)  THE FIRST SLAM DUNK
③ (3)  ONE PIECE FILM RED
④ (2) すずめの戸締り
⑤ (4) 映画 イチケイのカラス
⑥ (N)  金の国 水の国
⑦(5)  アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
⑧ (6) ラーゲリより愛を込めて
⑨ (―)  RRR
⑩ (8)  かがみの孤城

(1月27日~1月29日、観客動員数)(カッコ内は先週順位、N=New)(興行通信社調べ)