映画「恋のいばら」主題歌「get high」の城定監督ディレクションMV公開

(2023年1月19日11:15)

4人組バンドchilldspotが書き下ろした映画「恋のいばら」(1月6日から公開中)の主題歌「get high」の城定秀夫監督ディレクションによるスペシャルMVがこのほど公開された。

「恋のいばら」は、これまでに100作以上を監督し現在の日本映画界に於いて最も多作かつ話題作を提供し続ける城定秀夫監督(47)の最新作。一人の男性をまぐる元カノと今カノによるいびつな三角関係を描き、突然恋人に振られた主人公が、彼の今カノに"ある秘密"の共犯関係を持ち掛けたことからストーリーが展開。元カノの桃役に「みをつくし料理帖」(2020年)などの若手実力派の松本穂香。今カノの莉子役に「xxxHOLiC」(2022年)など出演作が続く玉城ティナのW主演で、カレの健太朗役でテレビドラマ「チェイサーゲーム」(2022)で初主演を果たした渡邊圭祐が共演している。

同作の主題歌「get high」は、メンバーが全員2002年生まれで2019年12月に高校2年生のときに結成した4人組のバンドchilldspotが書き下ろした。そして城定監督ディレクションによる同曲のスペシャルMVが完成しこのほど解禁になった。地味な元カノ・桃(松本穂香)とリア充な今カノ・莉子(玉城ティナ)、一見正反対にも見え、出会うはずのなかったふたりが、カレ・健太朗(渡邊圭祐)という存在によって繋がり、奇妙なバランスで進んでいく―。嫉妬、復讐、純粋な愛…単純な言葉では言いあらわせない感情を、監督ならではの視点で美しく描き出す。たとえ待ち受けるのが“いばら”の道だったとしても、現代のお姫様は王子様に選ばれるのを待つのではなく、自らで選択し続けるという、令和を生きる女性を象徴するかのような仕上がりとなっている。

■城定秀夫監コメント

映画「恋のいばら」の主題歌「get high」に合わせ、本編映像を再編集し、MVを作らせていただいたのですが、作業中に今まで自分でも気づいていなかったこの映画の本質的な何かが顔を出し、掴めそうで掴めないものを追いかけるような、不思議な感覚を味わいました。歌詞に「心地よい地獄」や「綺麗な澱み」など、相反するフレーズが多くありますが、人を好きになるというのはそういうことなのかもしれません。映画と合わせて是非ご覧頂ければと思います。

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「恋のいばら」(©2023「恋のいばら」製作委員会)

【STORY】桃(松本穂香)は、図書館に勤務する24歳。最近、カメラマンの健太朗(渡邊圭祐)にフラれ、関係が終わったところ。会えなくなってからも健太朗のことが気になって、健太朗のインスタを見ていると、どうやら新しい恋人ができたらしい。そこから、今カノのインスタを発見。どんどん検索していくと、今カノは、地味な自分とは対照的なイマドキの洗練されたダンサー・莉子(玉城ティナ)だと知る。桃は、インスタを頼りに莉子を調べ、直接会いに行ってしまう。そして莉子と対峙した桃は、ある”秘密の共犯”を持ちかける。「リベンジポルノって知ってますか?」「健太朗のパソコンに保存されている自分の写真を消して欲しい」。そんな桃を最初は相手にせず、クールな態度を取る莉子だったが、自身も健太朗にプライベートな写真を撮られた事があり、徐々に不安を覚え始める…。出会うはずのなかった元カノと今カノ、そしてカレ。いびつな三角関係から今後、待ち受ける“恋のいばら”の道とは――。