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映画
「ワイルド・ロード」ラッパー俳優が熱演する絶体絶命ノンストップアクション
(2022年12 月1日21:30)
組織の金とコカインを奪い、長距離バスに乗り込んだ主人公の青年フレディが、女ボスの執拗な追手が迫るなか、助けを呼んだ父親の裏切りなど絶体絶命の危機に遭いながら逃亡を図るノンストップアクション。
主人公のフレディに、マシン・ガン・ケリーとして活動するラッパーで「ヴァィラル」(2017年)、「囚われた国家」(2020年)、「プロジェクト・パワー」(同)などで俳優としても活躍しているコルソン・ベイカー。その父親役で「フットルース」(1984年)、「激流」(1994年)、「インビジブル」(2000年)など数多くの話題作に出演している名優ケヴィン・ベーコン。冷酷な女ボスのヴィック役にドレア・ド・マッテオ、ほかにトラヴィス・フィメル、ストーム・リードなどのキャスト。
「エクスペンダブルズ2」「トゥームレイダー」などのメジャー作品を手掛けたプロデューサーたちが製作を担当し、監督はアンドリュー・ベアード。
2022年/アメリカ/英語/97分/原題:One Way/提供:ニューセレクト/配給:アルバトロス・フィルム
■ストーリー
組織から金とコカインを盗んだフレディ(コルソン・ベイカー)は、腹部に銃弾を受けながらも命からがら逃げ出し、長距離バスに乗り込む。冷酷無比な女ボスのヴィック(ドレア・ド・マッテオ)は、裏切り者を捕まえて金とコカインを取り戻そうとして手下を動員して追跡し、フレディと共謀した仲間たちは、次々と捕まり殺されていく。停車するターミナルごとに待ち受ける罠と怪しい乗客たち。しかし、フレディには何としても逃げ切らなければいけない理由があった。それは、ひとり娘のリリーのためだった。犯罪を繰り返し、父親らしいことは何もできなかったことを後悔し、この金はせめてものリリーへの償いにと考えていた。ヴィックの追手が迫る中、出血多量で意識が朦朧としていく。そうしたなか、同乗していた未成年の少女レイチェル(ストーム・リード)を救出しようとする乗客もいて対応する中、フレディは、藁をもすがる思いで疎遠になっていた父親に助けを求めるが―。
■見どころ
コルソン・ベイカーが、組織の大金とコカインを奪って長距離バスで逃走するという、切羽詰まった無謀な賭けに出た主人公の緊迫した逃亡劇を、独特の個性を見せながら熱演している。またケヴィン・ベーコンが一癖も二癖もあるフレディの父親役を怪演して存在感を見せる。さらにはドレア・ド・マッテオが迫力たっぷりに組織の女ボスを演じるなど最後まで目が離せない緊迫した展開が続く。ひとり娘のリリーに金を残そうとするフレディのやむになまれぬ心情や、出会い系サイトで知り合った男と会いに行こうとしていたストーム・リード演じる未成年の少女レイチェルと会話するうちに心を通わせて、彼女を狙う男から守ろうとするなど心優しい正義漢の素顔も見せながら、絶体絶命の危機の中でのフレディの絶望と希望のドラマはエッジの効いたニュータイプのクライム・アクションになっている。
■ケヴィン・ベーコンのインタビューやメイキング映像などが公開
解禁された特別映像では、フレディの父親役を演じたケヴィン・ベーコンが、自身が
演じた役について「フレディの父親だとわかるまでは”クソ野郎”という名前だ。気に入って
るよ。映画サイトの僕のプロフィールに”クソ野郎”という名前の役を演じたと載るからね。
僕の新たな功績になるね」と笑いながら冗談交じりに、ノリノリで”クソ野郎”を演じたと
語っている。
監督は「アナモフィックレンズで撮影し、ワイドな映像と長焦点レンズの接近
が可能だった」と技術面でのこだわりを明かし、主演のコルソン・ベイカーは「優れた映像
は言語を問わずあらゆる人に語りかける。監督はそれが得意で人に訴える力があるんだ」と
監督の手腕を絶賛。ケヴィンは「役者たちと一緒にいるのが好きだ。優れた人々をサポート
するのなら、脇役を演じるのも楽しい」と話し、キャストや監督がお互いを認めて尊重し
合う、いい雰囲気の中で作品が生み出されたことが伝わる特別映像となっている。
(12月2日(金)より全国ロードショー)
(12月2日(金)より全国ロードショー)