長澤まさみ扮するダー子とボクちゃん（東出昌大）、リチャード（小日向文世）、五十嵐（小手伸也）らの詐欺師チームがあの手この手で狙った相手から金銭などをだまし取る人気コメディシリーズの第2弾。長澤らのほかにドラマシリーズや前作「ロマンス篇」から竹内結子、三浦春馬、広末涼子、江口洋介、織田梨沙、石黒賢。生瀬勝久、前田敦子、そして新たにビビアン・スー、白濱亜嵐、柴田恭兵、デヴィ・スカルノ、北大路欣也らの豪華キャストでだましあいの壮大なゲームが繰り広げられる。

■ストーリー

シンガポールの世界有数の大富豪・フウ家の当主レイモンド・フウが亡くなり、１０兆円といわれる莫大な遺産をめぐって長女ブリジット（ビビアン・スー）、長男クリストファー（古川雄大）、次男アンドリュー（白濱亜嵐）の3人が火花を散らしていた。そうしたなか、フウ家の執事トニー（柴田恭兵）から遺言が発表され、相続人は誰も見たことがなかった隠し子のミシェル・フウだった。巨大な遺産を狙ってダー子は町で目を付けたコックリというあだ名の身寄りのない少女（関水渚）をブリジットと偽装してマレーシアのランカウイ島にある宮殿のようなフウ一族の豪邸に乗り込む。

■見どころ

長澤扮する美貌の天才コンフィデンスウーマン、ダー子の華麗なファッションの７変化やボクちゃん、リチャード、五十嵐らとの絶妙なチームワークでの数々のだましのテクニック、奇想天外なトリックが随所に仕掛けられ、最後まで目が離せない展開が続きラストにはどんでん返しが待ち受ける。派手なアクションあり笑いありの中で、今回の事件のカギを握るコックリの計算外の行動がハートウオーミングな要素を加味している。そして前作に続いて天才恋愛詐欺師ジェシー役で三浦春馬さんがコミカルな味を出しながら熱演し、ダー子と華麗なダンスをするシーンも登場するなど見どころの多いエンターテインメントになっている。（７月２３日公開）