映画「ANNA/アナ」 ロシアのスーパーモデルがKGBとCIAを股にかけて暗躍する美人スパイを熱演

(2020年6月7日)

「ニキータ」「レオン」「LUCY/ルーシー」のリュック・ベンソン監督がスーパーモデルのニューヒロイン、サッシャ・ルスを主演に描くスパイアクション映画。KGBとCIAの間で揺れ動く美人スパイの複雑に絡み合う頭脳戦の緊迫したドラマがスタイリッシュな映像と壮絶アクションで繰り広げられる。

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■ストーリー

1990年、モスクワの露店でマトリョーシカ人形を売っていた大学生のアナ(サッシャ・ルス)は、パリのモデル事務所のスカウトマンに声をかけられデビューし、その美貌とスタイルですぐに売れっ子のモデルになる。パーティーで紹介された事務所の共同経営者オレグに口説かれ、ある日ホテルのスイートルームに呼び出されたアナは、自称貿易商のオレグの仕事を詳しく聞き出し、武器商人であることを確認するとトイレに行き、隠していた銃で容赦なくオレグの頭を打ち抜く。実はアナはソ連の諜報機関KGBの最強の殺し屋という裏の顔を持っていた。不良の恋人とドラッグに溺れる生活から脱出しようと海軍に志願したのがきっかけでKGBの捜査官アレクセイ(ルーク・エヴァンス)にスカウトされ、「軍事訓練1年、現場勤務4年、その後は自由」という条件で最強の殺し屋に変貌を遂げて、上官のオルガ(ヘレン・ミレン)の指示で暗躍する。たぐいまれな頭脳と強靭なスキルで次々に仕事を成功させるアナだったが、ある日米CIAの捜査官(キリアン・マーフィ)の罠にはまって二重スパイになりKGB長官暗殺作戦への参加を余儀なくされる。はたしてほとんど不可能な任務を成功させて生きて自由の身になれるのかというストーリー。

■見どころ

リュック・ベンソン監督の美貌の殺し屋を主人公にした「ニキータ」(1990年)の仏女優アンヌ・パリロー、「レオン」(1994年)のヒロイン、マチルダ役で衝撃的な映画デビューを飾った当時10代半ばのナタリー・ポートマン、そして「LUCY/ルーシー」(2014年)のスカーレット・ヨハンソンの流れをくむ「強く美しいヒロイン」アナ役に抜擢されたのはロシアのスーパーモデル、サッシャ・ルス。クールな殺し屋としての”仕事“ぶりや、1年がかりでマーシャルアーツの特訓を受けたという壮絶なアクションも見ものだ。そしてKGBとCIAの二重スパイに追い込まれる中での息詰まる頭脳戦、KGBアレクセイとCIAのレナードとの二股愛の濃厚シーンなどもあり極上のスパイアクション・エンターテインメントになっている。写真はサッシャ・ルスのインスタグラムから。上の写真は映画のスチールで、下はベンソン監督とのツーショット。(6月5日公開)