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「“隠れビッチ”やってました。」 佐久間由衣が”隠れビッチ“の真相を熱演

(2019年12月8日)

「“隠れビッチ”やってました」 佐久間由衣が”隠れビッチ“を熱演
(「“隠れビッチ”やってました。」新宿バルト9)

バツイチのモテなそうな中年男性やIT企業の肉食系男子や普通のサラリーマンなどとデートして巧みな会話などで「好きです」と告白させては逃げて快感を得ることを繰り返し、シェアハウス仲間から“隠れビッチ”と呼ばれているヒロインの生きざまを描いた異色の映画。”魔性“のヒロインを、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」(2017年)で有村架純演じるヒロインの幼馴染を演じて注目され、ドラマ「チア☆ダン」(TBS系、2018年)などで人気の佐久間由衣が演じている。村上虹郎、大後寿々花、森山未來らの共演で、監督は「トリハダ 劇場版」(2012年)、「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」(2016年)などの三木康一郎。あらいぴろよの同名人気漫画を映画化した。

■ストーリー

26歳独身の荒井ひろみ(佐久間由衣)は、見た目は清楚だが、男をその気にさせて「好きです」と告白させるのが生きがいで、交際することはせずに次々に男たちを翻弄して歪んだ快感に酔っていた。そんなひろみに、シェアハウスの仲間のコジ(村上虹郎)と木村彩(大後寿々花)はあきれ「隠れビッチ」と呼んでたしなめるが、ひろみは一向に気にすることなく寄ってくる男を相手に「ヒットエンドラン」を続けていた。そうしたなか、美容師志望のイケメン安藤剛(小関裕太)が現れ、好きになって安藤と付き合うが破局。やけ酒を飲んで酔いつぶれているひろみを介抱してくれた同じ職場の上司・三沢光昭(森山未來)に告白され、付き合うようになってから、ひろみの「隠れビッチ」体質が変化し、魔性の原因となったひろみの秘められた過去が明らかになっていく。

■みどころ

男を翻弄し続けるうちに、その生き方を貫くことが出来なくなりやがて本当の愛は何かを考えるようになっていくヒロインを時にコミカルに、また木村とつかみ合いのケンカをしたり、激情や怒りを吐き出すなど佐久間が体当たりの熱演を見せている。村上虹郎や大後寿々花、森山未來などの共演陣も個性的な存在感を見せて脇を固め起伏に富んだ人間ドラマが繰り広げられる。
(2019年12月6日公開)