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「ラスト・クリスマス」 クリスマスの奇跡が待ち受けるラブ・コメディ

(2019年12月7日)

「ラスト・クリスマス」 クリスマスの奇跡が衝撃的なラブ・コメディ
「ラスト・クリスマス」(東京・渋谷のWHITE CINE QUINTO)

クリスマスの定番ソング、ワムの「ラスト・クリスマス」に乗せて繰り広げられるラブ・コメディ。「ゲーム・オブ・スローンズ」で注目され「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」のキーラ役に抜擢された英女優エミリア・クラークと、「クレイジー・リッチ!」(2018ね)でデビューしたマレーシアの俳優ヘンリー・ゴールディングがハートウォーミングなクリスマスの奇跡を繰り広げる。監督は「ゴーストバスターズ」(2016年)などで知られるポール・フェイグ。

■ストーリー

ロンドンのクリスマスショップで働く主人公のケイト(エミリア・クラーク)は歌手を目指してオーデイションを受けるがうまくいかず、家では両親が別居し友人の家を泊まり歩いてはドジをして追い出されるなど様々な問題を抱えながら生活していた。そうしたなか、謎めいた好青年トム(ヘンリー・ゴールディング)が彼女の前に現れ、彼女が抱える問題を見抜いて、答えに導いてくれる。そんなトムにケイトは想いを寄せ始めるが2人の距離はなかなか縮まらなかった。やがてトムの謎が明らかになり奇跡が起きる。

■見どころ

エミリア・クラークが様々な問題を抱えながらもたくましく生きるヒロイン・ケイトを眉毛を大きく動かしたりしながら表情豊かに熱演。相手役のヘンリー・ゴールディングがケイトに接近するミステリアスな青年を好演している。偶然の出会いを繰り返す2人のラブコメの結末はどんな形で終わるのかと観ていると、意外な”奇跡“が待ち受けている。ワムの「ラスト・クリスマス」を始め、ジョージ・マイケルの曲がふんだんに散りばめられ、クリスマス・シーズンにピッタリの心がほっこりとする作品になっている。
(2019年12月6日公開)