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「ライフ・イットセルフ 未来に続く物語」 2つの家族の数奇な運命と壮大なドラマ

(2019年11月23日)

「ライフ・イットセルフ 未来に続く物語」 2つの家族の数奇な運命と壮大なドラマ
「ライフ・イットセルフ 未来に続く物語」(TOHOシネマズシャンテ)

アントニオ・バンデラス、アネット・ベニング、オスカー・アイザック、オリヴィア・ワイルドなどのキャストで、ニューヨークとスペインの2つの家族の数奇な運命と家族の愛を描いた壮大なヒューマン・ドラマ。監督はアル・パチーノ主演の映画「Dearダニー君のうた」(2015年)の脚本・監督、米人気TVドラマシリーズ「THIS IS US」の企画・脚本・製作総指揮を手掛けたダン・フォーゲルマン。

■ストーリー

ニューヨークに住むウィル(オスカー・アイザック)とアビー(オリヴィア・ワイルド)は学生時代から交際して結婚・妊娠と幸せの絶頂だった。ところが娘の誕生を間近に控えたある日、ウィルの目の前でアビーがバスに轢かれて死亡してしまう。ウィルは絶望に突き落とされ、カウンセラー(アネット・ベニング)のもとに通うが助かったお腹の中の娘を残してこの世を去ってしまう。

一方、スペインのオリーブ園で働くハビエル(セルヒオ・ペリス=メンチェータ)はオーナーのサクシオーネ(アントニオ・バンデラス)に気に入られて、昇進しハビエルの屋敷に住むようになり、恋人のイザベル(ライア・コスタ)と結婚して息子をもうける。サクシオーネがイザベルと幼い息子を気に入って親密になり夫婦仲がおかしくなるが、ハビエルはニューヨーク旅行に出かけて家族の絆を取り戻そうとする。そしてニューヨークを舞台にハビエル一家とウィルとアビーの家族が運命的に出会い、2つの家族が絡み合い数十年にわたって壮大なドラマを繰り広げる。

■見どころ

ニューヨークとスペインの二つの家族のドラマが、最初はそれぞれ全く別の短編のように描かれるが、二つの家族が実は数奇で運命的な出会いをしていたことが分かってからは、さらに深くドラマに引き込まれていく。そして数十年にわたって繰り広げられる二つの家族の壮大なドラマの展開は斬新な人生賛歌のドラマといえそうだ。登場人物のそれぞれの人生の苦境と希望、家族愛などをバンデラス、ベニング、コスタら演技派俳優が熱演している。
(2019年11月2日公開)