「キャプテン・マーベル」オスカー女優ブリー・ラーソンがスーパーヒーローを熱演

(2019年3月17日)

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    (TOHOシネマズ新宿)

「アベンジャーズ」シリーズの誕生前の1990年代を舞台に、女性ヒーローのキャプテン・マーベルが活躍するアクションエンターテインメント。「ルーム」(2015年)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したブリー・ラーソンがキャプテン・マーベルを熱演している。マーベル映画では初の女性監督となるアンナ・ボーデンとライアン・フレックが共同で監督を務めた作品。

1995年、ロサンゼルスのビデオショップに空から派手なボディスーツを着た若い女性が落ちてくる。女性はすぐ立ち上がり電話ボックスで電話し始める。国際平和維持組織S.H.I.L.D.(シールド)のニック・ヒューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が部下を連れて駆け付け不審に思い彼女を尋問するが驚異的な力を発揮して、敵を追跡し始める。実は彼女は惑星クリ―帝国の戦士キャプテン・マーベルで、司令官(ジュード・ロウ)の命令でクリー帝国と戦い続けているスクラル人たちを追っていた。

そうしたなか、彼女は自分のアイデンティティについて記憶を失い、断片的な記憶のフラッシュバックに悩まされていた。やがて記憶が少しずつ蘇り、クリー帝国の重大な秘密が明らかになって自分の進むべき道へと突き進んでいく。

オスカー女優のラーソンが正義の女性ヒーローを強く美しくパワフルに、そしてあるときはしっとりと演じて存在感を見せている。SFアクションだけではなくサスペンスの要素もありスリリングな展開になっている。
ちなみに、アイアンマンやキャプテン・アメリカなどマーベルコミックのヒーローが全員集合する「アベンジャーズ」シリーズの最終作「アベンジャーズ エンドゲーム」が4月26日に公開されるが、シリーズが終了する前にアベンジャーズの誕生の秘密が明かされるという趣向になっているのも見どころだ。(2019年3月15日公開)