マーゴット・ロビー、アカデミー賞ノミネート落選に言及「グレタは受賞に値する」

(2024年2月1日11:15)

マーゴット・ロビー、アカデミー賞ノミネート落選に言及「グレタは受賞に値する」
マーゴット・ロビー(Instagram/@margotrobbieess)

マーゴット・ロビーが、「バービー」をめぐるアカデミー賞落選騒動についてついに沈黙を破った。「グレタ・ガーウィグが監督としてノミネートされるべきなのは明らか」などと語った。米メディアが報じた。

米TMZによると、マーゴットは1月30日(現地時間)、SAG-AFTRA(映画俳優組合・米テレビ・ラジオ芸術家連盟)のパネルディスカッションに出席し、彼女自身の主演女優賞落選については触れなかったが、グレタ・ガーウィグ監督について明確に擁護した。

マーゴットは「グレタが監督としてノミネートされるべきなのは明らかだと思う。でも、どの作品にとっても信じられないような年だった」と語った。さらに「バービー」がこれほど多くのノミネート(8部門)を獲得したことに「有頂天を通り越している」と語ったが、同時にファンからの落胆の声も理解していると述べた。

そして「この映画は私たちよりも大きなものだと思う。この映画よりも、私たちの業界よりも」といい、「私たちは、文化を変え、文化に影響を与え、ある種のインパクトを与えるようなことをするつもりでした。そして、私たちが夢見た以上のことをすでにやってのけた。そしてそれこそが、この全てから得られる最大の報酬なのです」と語ったという。

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グレタ・ガーウィグ監督㊧とマーゴット・ロビー(Instagram/@gretagerwig.portraits)

「バービー」は第96回アカデミー賞の作品賞、助演男優賞(ライアン・ゴズリング)、助演女優賞(アメリカ・フェレ―ラ)など8部門でノミネートされたが肝心のマーゴットの主演女優賞、グレタ監督の監督賞はノミネートを逸した。2人とも有力候補といわれていただけに意外な結果だった。ゴズリングとフェレーラがノミネートされたにもかかわらず、マーゴットとグレタがノミネートリストから外れたことに、ファンの間では怒りの声が広がったという。

ケン役で共演したライアン・ゴズリングは「彼女たちの才能と闘志、誠心があったからこそ本作は認められた。2人が監督賞と主演女優賞にノミネートされなかったことは、失望という言葉だけではとても言い足りません」などと批判した。

ちなみに「オッペンハイマー」が最多13部門、エマ・ストーン主演の「哀れなるものたち」が彼女の主演女優賞など11部門、「キラー・オブ・ザ・フラワームーン」が10部門でノミネートされた。

TMZは、「マーゴットは明らかに少し腹を立てているようだ。しかし、彼女自身のためではないようだ。「バービー」はもっと評価されるべきだった」と指摘した。