2022年ケネディ・センター名誉賞 ジョージ・クルーニー、U2らが受賞

(2022年12 月5日12:15)

2022年ケネディ・センター名誉賞 ジョージ・クルーニー、U2らが受賞
左からジョージ・クルーニー、U2(ボノ㊨とジ・エッジ)、グラディス・ナイト(Instagram/ @george_clooneya/@u2/@msgladyskhight)

2022年ケネディ・センター名誉賞に米俳優ジョージ・クルーニー(61)、アイルランドのロックバンドU2、米歌手グラディス・ナイト(78)らが選ばれ4日(現地時間)、ワシントンD.C.のジョン・F・ケネディ・センター歌劇場で授賞式が行われた。

米サイト「TMZ」によると、生涯を通じた芸術への貢献に対して贈られるケネディ・センター名誉賞に、ジョージ・クルーニー、グラディス・ナイト、U2が選ばれた。他に作曲家のタニア・レオンや女性クリスチャンで歌手のエイミー・グラントが受賞した。授賞式にはバイデン米大統領が出席した。

クルーニーは「シリアナ」(2005年)でアカデミー賞助演男優賞を受賞し、製作を担当した「アルゴ」(2012年)で同作品賞を受賞するなどハリウッドのトップ俳優、監督として活躍し、米同時多発テロ事件の被害者への寄付金を募るなどの人道的活動や、2008年の大統領選でオバマ氏(この年初当選)のキャンペーンに協力するなどの政治活動でも知られる。

ロックバンドU2は数々のヒット曲で知られ、ボノ(62)とジ・エッジ(61)はロシアの軍事侵攻中のウクライナのキーウでライブを行うなど社会派バンドとして活動しノーベル平和賞に3度ノミネートされている。バイデン大統領はU2を「現代の詩人」と称えたという。

グラディス・ナイトは、ジョージア州アトランタ出身の黒人女性歌手。「グラディス・ナイト&ザ・ピップス」として1960年代-1970年代にかけて人気を誇り、1996年にロックの殿堂入りを果たした。

授賞式には、「チケット・トゥ・パラダイス」でクルーニーと共演したジュリア・ロバーツや、マット・デイモン、ショーン・ペンらが出席したという。