アン・へッシュさん死去 53歳 交通事故で脳死状態

(2022年8月13日10:40)

アン・へッシュさん死去 53歳 交通事故で脳死状態
アン・へッシュさん(Instagram/@anneheche)

映画「6デイズ/ナイツ」などで知られる米女優アン・へッシュさん(53)が12日(現地時間)、ロサンゼルスの病院で死去したと家族の代理人が発表した。アンさんは5日(現地時間)、米ロサンゼルスで車を運転中に住宅に突入して炎上する事故を起こして昏睡状態になり、アンさんの広報担当は11日夜(現地時間)、「重篤な脳損傷で危篤状態にある」と明らかにしていた。

米サイト「TMZ」によると、アンさんの家族の代理人は「私たちは、明るい光、親切で最も楽しい魂、愛する母、そして忠実な友人を失いました。アンは寂しくなりますが、美しい息子たち、彼女の象徴的な作品群、そして情熱的な擁護活動を通して生き続けています。常に自分の真実を貫き、愛と受容のメッセージを広める彼女の勇気は、今後も永続的な影響を与え続けるでしょう」とコメントを発表した。

アンさんは5日(現地時間)、ロサンゼルスの住宅に車で突っ込んだ際に追った重症がもとで死亡した。アンさんの代理人はTMZに、アンさんは「脳死状態」で、米カリフォルニア州の法律ではそれが死の定義だと語ったという。
同代理人は、臓器提供のための生命維持装置がアンの心臓を維持しているが脳の機能がないと明らかにしたという。

アンさんは12日(現地時間)、ロサンゼルスの病院で亡くなったという。昏睡状態で病院に運ばれ、意識を取り戻すことはなかったという。重度の火傷や肺の損傷など、大きな怪我を負い、重度の無酸素性脳障害(脳が完全に酸素不足になった状態)に陥ったという。

アンさんは1969年5月25日生まれ。米オハイオ州オーロラ出身。高校時代からモデルをしながら舞台に立つ。1987年からTVシリーズ「アナザーワールド」に出演してエミー賞を受賞。映画では、「ドニー・ブラスコ」、「ボルケーノ」、「去年の夏、君を追いかけた」、「シックスデイズ・セブンナイツ」、「パラダイスへ帰れ」、「サイコ」リメイク、「ワグ・ザ・ドッグ」などの大作映画に出演しました。

私生活ではバイセクシャルであることを公表し、1997年に人気女性司会者のエレン・デジェネレスと交際宣言して話題を呼んだ。2000年8月に破局。エレンのスタンダップコメディのツアーで知り合ったカメラマンのコールマン・ラフーンと2001年に結婚。男児をもうけたが2007年に離婚を申請し2009年に正式に離婚した。2007年からTVシリーズ「メン・イン・ツリー」で共演したジェームズ・タッパーと交際し2009年に男児を出産したが2018年に破局した。