「エルヴィス」のオースティン・バトラー、ネットで「似てない」という声も上がる中 プレスリーのファミリーが絶賛「オスカーに値する」

(2022年6月12日12:15)

「エルヴィス」のオースティン・バトラー、ネットで「似てない」という声も上がる中 プレスリーのファミリーが絶賛「オスカーに値する」
「エルヴィス」のオースティン・バトラー(Tiktokから)

「キング・オブ・ロックンロール」と称される伝説の米ロックスター、エルヴィス・プレスリーの伝記映画「エルヴィス」(原題:Elvis)で、エルヴィスを演じているオースティン・バトラー(30)の映像が公式TikTokアカウントで公開されたが、「似ていない」という声も上がっている。一方で、エルヴィスの未亡人や娘、孫娘は絶賛した。

米サイト「TMZ」によると、「エルヴィス」のTikTokアカウントは、米国で24日公開予定(日本は7月1日公開)の同作品からのクリップを投稿し、エルヴィス役のオースティンがハリウッドサインの裏で別の人物と話し、彼が最初に登場したときに人々がいかに彼を降ろしたがっていたかについて話しているシーンや、熱狂のライブシーンなどを公開した。

「エルヴィス」のチームは、ある種のバイラル・チャレンジをしようとしていたようだが、オースティンの外見や声をどう見るかについて、あるファンは、「残念だけど彼はエルヴィスに見えない」と言い、同じように多くの人が「アクセントがおかしい」といい、冗談でラスベガスのそっくりさん芸人の方が合っていたかもしれないという人もいたという。

だが、公開されたTikTokの映像は映画のほんの一部で、未亡人のプリシラ・プレスリー(77)を含むエルヴィスのファミリーがここ数か月、「彼はばっちり成功した」とオースティンを賞賛している。

「エルヴィス」のオースティン・バトラー、ネットで「似てない」という声も上がる中 プレスリーのファミリーが絶賛「オスカーに値する」
エルヴィス・プレスリー(Instagram/@elvis)

プリシラは最近、オースティンがこの役を見事に演じ切ったと言っており、娘のリサ・マリー・プレスリー(54)も同様で、「オースティンはこの作品でオスカーを受賞するに値する」と語っている。
エルヴィスの孫娘ライリー・キーオ(33)も、オースティンがエルヴィスの曲を歌うクリップをインスタグラムに投稿して「映画『エルヴィス』の最も注目すべき点のひとつは、オースティン・バトラーが初期のエルヴィスのボーカルをすべて自分で歌っていることです。今日、バズ・ラーマン(監督)がオースティンの初期のスクリーンテストの映像をシェアしてくれたのですが、彼がやってのけたことがとても美しかったので、再投稿したいと思います」と賞賛の声を上げている。ライリーはリサ・マリーとミュージシャンのダニー・キーオの娘で女優・映画監督、プロデユ―サーとして活躍している。

同サイトは、オースティンをロサンゼルスで取材し、プレスリー・ファミリーがこのプロジェクトを熱烈に支持することの意味を訪ねたという。「彼は電話ほどおしゃべりではありませんでしたが、結局、自分にとって大きな意味がある」と語ったという。

「エルヴィス」はは6月24日に全米の劇場で公開される。米国での公開前の批評はほとんど肯定的だという。生前のプレスリーのように「エルヴィス」が劇場を震撼させるか注目だ。