ブラッドリー・クーパー、まるで別人に 監督・主演「MAESTRO」でレナード・バーンスタインを演じる

(2022年5月31日13:45)

ブラッドリー・クーパー、まるで別人に 監督・主演「MAESTRO」でレナード・バーンスタインを演じる
バーンスタインそっくりに変身したクーパー(Twitter/ @NetflixJP)

ブラッドリー・クーパーが監督・主演を務め、ミュージカル「ウエスト・サイド物語」などの音楽を手掛けた作曲家レナード・バーンスタインの生涯を描くNetflix作品「MAESTRO」(原題)の写真が初公開された。クーパーはまるで別人で、バーンスタインそっくりに変身して演じている。

米「DEADKINE」によると、Netflixの伝記映画「MAESTRO」でレナード・バーンスタインを演じるブラッドリー・クーパーの印象的な画像が初公開された。バーンスタインが音楽を担当した1957年初演のミュージカル「ウエスト・サイド物語」は、1961年にナタリー・ウッド、リチャード・ベイマー、ジョージ・チャキリスなどのキャストで映画化(「ウエスト・サイド物語」)され大ヒット。スピルバーグ監督がリメイクした「ウエスト・サイド・ストーリー」が今年2月に公開された。

レディ・ガガと共演した「アリー/スター誕生」(2018年)以来の監督・主演作品となるクーパーは、同じくオスカーにノミネートされたキャリー・マリガン、マット・ボマー、マヤ・ホークと共演している。クーパーはブロードウェイの伝説的な作曲家バーンスタイン、マリガンは彼の妻フェリシア・モンテアレグレを演じる。マーティン・スコセッシとスティーブン・スピルバーグの大御所監督が製作を担当し、数か月前にクランクインしており、2023年の公開が予定されている。

このドラマは30年以上にわたってバーンスタインの生涯を描く。バーンスタインは同僚の病気のため急遽、指揮をすることになり、25歳でニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者デビューを果たした。その翌日、バーンスタインはニューヨーク・タイムズ紙の一面を飾り、一躍有名になった。また、アカデミー賞にノミネートされた「ウォーターフロント」の作曲直前に共産主義者であることが明らかになり、公民権運動の活動家として、またベトナム戦争終結などの問題にも意見を述べた。ハリウッドでは大ヒットミュージカル「ウエスト・サイド物語」の作曲で知られている。バーンスタインはフェリシア夫人との間に3児をもうけているが、同性愛傾向を隠さなかったといわれる。今作では、バーンスタインと妻との複雑な結婚の物語も描いているという。