ドウェイン・ジョンソン、「ワイルド・スピード」シリーズへの復帰を呼び掛けたヴィン・ディーゼルに反論

(2022年1月4日20:45)

ドウェイン・ジョンソン、「ワイルド・スピード」シリーズへの復帰を呼び掛けたヴィン・ディーゼルに反論
ドウェイン・ジョンソン㊧とヴィン・ディーゼル(インスタグラムから)

ドウェイン・ジョンソン(49)が、「ワイルド・スピード」シリーズのフィナーレを飾るシリーズ10作目にジョンソンが復帰するよう呼びかけたヴィン・ディ―ゼル(53)に反論した。

米エンタメサイト「DEADLINE」によると、「ワイルド・スピード MEGA MAX」(2011年)から「- ICE BREAK」(2017年)までの同シリーズの4作品と、ジェイソン・ステイサムと共演する2019年のスピンオフ作品「―/スーパーコンボ」でルーク・ホブスを演じたジョンソンは、ディーゼルが「ワイルド・スピード10」でジョンソンに復帰するよう呼びかけたインスタグラムの投稿に「とても驚いた」とCNNのインタビューで語った。 「6月にヴィンと私がSNS上ではなく実際に会ったとき、私は彼に直接、そして個人的に、『フランチャイズに戻ることはないだろう』と言った」 と明かした。「私は、出演者たちを常にサポートし、フランチャイズが成功するよう常に応援しているが、私が戻る可能性はないことを、しっかりと、誠実に伝えました。ユニバーサルのパートナーとも内々に話しましたが、みんなこの問題を理解してくれていて、とても協力的だった」という。

ジョンソンは、「ヴィンが最近公開した投稿は、彼の小細工の一例でした。ポール・ウォーカーの死だけでなく、投稿の中で彼の子供たちのことを持ち出したのが気に入らなかったんだ。彼らを巻き込まないでくれ。私たちはこのことについて数ヶ月前に話し、明確に理解するようになりました。私の目標は、この素晴らしいシリーズでの素晴らしい旅を、感謝と優雅さをもって終えることでした。このような公の場での対話でお茶を濁してしまったことは残念です」とした上で「私は『ワイルド・スピード』の世界と、観客に一貫して提供するその能力に自信を持っていますし、かつての共演者やクルーたちが次の章で最高の幸運と成功を収めることを心から願っています」と語った。

ディーゼルは自身のインスタグラムの投稿で「僕の弟ドウェイン…その時が来たんだ。世界は『ワイルド・スピード10』のフィナーレを待っている。ご存知の通り、我が家では子供たちがあなたのことをドウェインおじさんと呼んでいます。休みの日には、子供たちと一緒にお祝いを送らない日はない…しかし、その時が来た。レガシーが待っている」と呼びかけた。そして「何年も前に、パブロ(故ポール・ウォーカー)との約束を果たすと言っただろう。『10』というフィナーレで最高のワイルド・スピードに到達し、それを実現すると誓ったんだ!」と続けた。「ホッブスは他の人には演じられない。君が立ち上がり、その運命を全うしてくれることを期待している」とラブコールを送った。しかしジョンソンの同シリーズへは復帰しないという気持ちは変わらなかったようだ。2人は「- ICE BREAK」(2017年)の撮影をめぐって対立。ディーゼルはシリーズの最初から主演し製作も務めているだけに、ジョンソンはシリーズを降りることを選択したといわれる。

ユニバーサルは映画「ワイルド・スピード」シリーズの第10作目を2023年5月19日に公開することを発表している。ジャスティン・リンが再び監督を務め、シリーズの最終章となる2作品のうちの1作目となる。さらに他の映画のスピンオフやテレビ番組の計画もあるという。