アレック・ボールドウィン、映画の撮影で小道具の銃を誤射 撮影監督死亡・監督負傷

(2021年10月22日21:15)

アレック・ボールドウィン、映画の撮影で小道具の銃を誤射 撮影監督死亡・監督負傷
アレック・ボールドウィン(Instagram/@ alecbaldwininsta)

米俳優アレック・ボールドウィン(63)が21日(現地時間)、映画の撮影中に小道具の銃を誤射し銃弾が監督と撮影監督にあたり撮影監督が死亡、監督が負傷して病院に搬送されたことが分かり波紋を広げている。

米サイト「TMZ」によると、事件は21日午後2時ごろ(現地時間)、米ニューメキシコ州サンタフェのロケ地で起きた。アレックは映画撮影用の牧場ボナンザクリークランチで、新しい西部劇「ラスト」(Rust)を撮影していた。撮影中に銃を撃つシーンでアレックが小道具の銃を発射し銃弾が撮影監督のハリーナ・ハッチンスさん(42)と監督のジョエル・ソウザに当たり、ハッチンスさんは死亡、監督は現在病院で治療を受けているという。サンタフェ郡保安官事務所の発表によると、現時点では告訴はされておらず、捜査は引き続き行われているという。保安官事務所は「どのようにして、どのような種類の弾丸が発射されたかを刑事が調査している」と述べたという。

製作会社の広報担当者は「本日、ニューメキシコ州の『ラスト』の撮影現場で、小道具の銃の誤射による事故が発生しました」と語ったという。そして「キャストとスタッフ全員が今日の悲劇に完全に打ちのめされており、ハリーナの家族や愛する人たちに深い哀悼の意を表します」とのコメントを発表した。撮影は中止されたという。

アレックは「ラスト」で無法者のハーランド・ラストを演じている。カンザス州で牧場主を誤って殺害した罪で絞首刑を宣告された13歳の孫を助けようとするという内容だという。