マドンナの娘ローデス、「ファッション界の新世代」として米誌「ヴォーグ」の表紙を飾る

(2021年8月8日11:50)

マドンナの娘ローデス、「ファッション界の新世代」として米誌「ヴォーグ」の表紙を飾る
マドンナ㊧とローデス・レオン(インスタグラムから)

マドンナ(62)の娘でモデルのローデス・レオン(24)が、カイア・ガーバー(19)、ベラ・ハディッド(24)らとともに米ファッション誌「ヴォーグ」〈9月号〉の表紙に登場した。

米サイト「TooFab」によると、「ヴォーグ」誌は5日(現地時間)、9月号の表紙を発表した。"ファッション界の新世代 "を代表するモデルたちとして、マドンナの娘ローデス・レオン、往年のスーパーモデル、シンディ・クロフォード(55)の娘カイア・ガーバー(19)、ベラ・ハディット(24)、エジプト出身のモデル、アノク・ヤイ(23)、さらにはトランスジェンダーのモデルとして初めて「ヴォーグ」の表紙に登場するアリエル・ニコルソン(20)、シェリー・シー、アジア系のプラスサイズモデルとして初めて米誌「スポーツ・イラストレイテッド」の水着特集号に起用されたユミ・ヌー(24)、プレシャス・リー(31)の8人が起用された。同誌は「ファッション界の新世代を代表する8人のアメリカ人モデル」としている。

撮影はヴォーグ社のオフィスで行われ、机の上や会議室の中で魅力的な衣装を身にまとった。彼女たちは「アメリカン・ビューティー・ナウ」 と呼ばれ、人種、サイズ、ジェンダー・アイデンティティに関して「モデルの既成概念を打ち破る」ことを強調している。

「この表紙に登場する女性たちは、それぞれが独自のストーリーを持つユニークなスーパースターであり、その美しさは単なる一部に過ぎないのです」と同誌は説明している。
ローデスがモデルとして「ヴォーグ」の表紙を飾るのは今回が初めてだが、2005年に母親のマドンナをはじめとする家族と一緒に表紙を飾っている。
「皆、私のことを才能のない金持ちの子供で、何でも与えられていると思っているけど、そうじゃないのよ」と語り、大学の学費は自分で払い、ブッシュウィックに住むことで得られる匿名性を気に入っていると付け加えた。ブッシュウィックはニューヨーク市ブルックリンの北部の地区。 かつて工場地帯だったが、現在は芸術家が集まるエリアとして知られる。

アリエル・ニコルソンは、「『ヴォーグ』の表紙を飾った初のトランスジェンダーというのは、明らかに大きな出来事ですが、その効果がまだはっきりしないのでどのような大きな出来事なのかを正確に言うのは難しいです。私はトランスモデルという枠に入れられていますが、それは私のすべてではありません」と語る。

アジア系アメリカ人のプラスサイズのモデルとして初めて表紙を飾ったユミ・ヌは「理想的な世界では、私たちはラベルを持たないかもしれません」と語る。

「ヴォーグ」誌は、彼女たちを表紙に登場させることで、「ファッション業界の過ちをすべて変えることができる」と述べている。ファッション業界も多様性が重視されるよう変化しているようだ。