エリオット・ペイジ、トランスジェンダーをカミングアウトした「重要な理由」を語る

(2021年4月30日23:30)

カナダの俳優エリオット・ペイジ(34)が、人気司会者オプラ・ウィンフリー(67)のインタビューでトランスジェンダーであることをカミングアウトした「重要な理由」について語った。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、エリオット・ペイジは、トランスジェンダー・コミュニティに対する反発があるなかで、カミングアウトを共有することが「重要で大切」だと感じていると語った。

オプラの「Oprah Conversations」シリーズの一環として、初めてテレビで放映されたインタビューの中で、ペイジは、昨年12月に初めてトランスジェンダーであることを公表したプロセスについて語った。「私は、あの文章を投稿して初めて人々に伝えるよりもずっと前から、自分の人生の中で人々にこのことを表現していましたし、自分の人生の中で快適になる瞬間を望んでいることもわかっていました」と語った。
「今この時にトランスジェンダーの人々、特にトランスジェンダーの若者に対する恐ろしい反発を目の当たりにして、そうすることが本当に緊急に必要だと感じました」と述べた。

ペイジは、「長い間閉じこもっていた」と語り、「私は27歳の誕生日の直前にゲイであることをカミングアウトしましたが、それまでは、愛している人以外の人に触れたことはありませんでした」と付け加えた。そして、「自分自身と自分の幸福と精神的健康のために、重要であると感じていました」と続けました。

ペイジは昨年12月インスタグラムでトランスジェンダーであることを公表し「私はこれを書いていることを幸運だと感じています。ここにいられることを。人生のこの場所に辿り着いたことを」と当時書いている。「この旅を支えてくれた素晴らしい人々に、感謝の気持ちでいっぱいです。本来の自分を追求するために、自分という人間を愛することができたことがどれほど素晴らしいことか、言葉では言い表せません」とつづっていた。

ペイジはオプラとのインタビューの動画の一部を自身のインスタグラムに投稿して「今、私が今座っている場所から私が知ることのすべては、快適さの度合い、家の感覚、現在に適応する能力が、とても深遠で人生を変えるものだと感じているということです。そして、私が楽しみにしているのは、そのようにして世界を移動することなのです」とコメントした。 ペイジは「JUNO/ジュノ」(2007年)の演技でアカデミー主演女優賞などにノミネートされた。2020年12月にトランスジェンダーである事を公表し、エレン・ペイジからエリオット・ペイジに改名した。2018年にダンサー・振付師である女性と結婚したが2020年に離婚している。
オプラのインタビューシリーズ「The Oprah Conversation」はApple TV+で配信中で、他のゲストには、マライア・キャリー、マシュー・マコノヒー、スティービー・ワンダー、ドリー・パートン、エディ・マーフィなどがいる。