ビリー・アイリッシュがマイアミ公演で脱いだ 肌をさらして重大メッセージ

(2020年3月11日)

第62回グラミー賞で最優秀アルバム賞など主要4部門を独占したビリー・アイリッシュ(18)が9日(現地時間)、マイアミ公演でタンクトップを脱いでメッセージを送り注目を集めた。

米芸能サイト「TMZ」によると、アイリッシュは9日、カリフォルニア州マイアミのアメリカン・エアライン・アリーナで「Where Do We Go?」ツアーをスタートした。そのなかでタンクトップで水の中に入るビデオの映像がステージの巨大なスクリーンに映し出され、アイリッシュが自分の体についての独特な考えを話した。ビデオの最後ではタンクトップを脱いでブラだけになり水の中に頭まで体を沈めるシーンがあり観客から大歓声を浴びた。

アイリッシュはそのビデオの一部を自身のインスタグラムに投稿した。(下の動画)アイリッシュがここまで肌をさらすのは初めてのことで注目を集めている。脱いだのは理由があった。アイリッシュはいつもだぶだぶのオーバーサイズの服を着ているが、そのことで一部で「体型に自信がないからでは」などと体型について取りざたされることもあった。

アイリッシュは映像とともに自身の体型についてのメッセージを話した。「私の意見や私の音楽や私の衣服や私の体について、あなたたちの意見がある。ある人は私の衣服を嫌い、ある人は賞賛する。ある人はそのことで誰かを辱め、ある人はそのことで私を辱める。私はいつもあなたに見つめられているのを感じる」という。

そして「私が生まれ持った体はあなたが望むものと違うの?私が快適な衣服を着ると私は女性ではなくなる。私が重ね着した衣服を脱ぐとふしだらな女になる。でもあなたは私の体を見ていないのに私を判断する。なぜ?私たちは体のサイズを基準に決めてかかる。そして価値を決めてしまう。私がもっと着たら、もっと露出したら。誰がそのことで私を決めるの?そのことにどんな意味があるの?私の価値はあなたの見方だけで決まるの?」などと熱く訴えた。