ターザン俳優ロン・エリーの妻が息子に刺殺される　息子は警察が射殺

米テレビシリーズ「ターザン」で知られる俳優ロン・エリー（８１）の妻が息子に刺殺される事件が起きてハリウッドに波紋が広がっている。息子は現場で警察に射殺されたという。

米誌「People」（電子版）によると、ロン・エリーの妻のバレリーさん（６２）が1５日（現地時間）、米カリフォルニア州サンタバーバラの自宅で息子のキャメロン・エリー容疑者（３０）に刺されて死亡した。通報でサンタバーバラ郡警察の警察官が自宅に駆け付けたときバレリーさんは死亡していたという。ロンは取り乱していたが、息子が家の外に逃げたことを告げ、警察は自宅の外でキャメロンを射殺した。現場にいた４人の警官に「脅威を与えた」ための措置だったという。犯行の動機は明らかにされていない。ロンにけがはなかったが病院で検査を受けているという。

キャメロンは通報したときに「父親が母親を攻撃している」と父親に罪をなすりつけようとしていたという。キャメロンは元ハーバード大学のアメフトの選手で２０１２年に卒業して、2年前から警備の仕事をしていたという。

バレリーさんは１９８１年にミス・フロリダのコンテストにマイアミ代表で出場。その後ミスUSAにも出場したがミスにはならなかった。元フライトアテンダントで、１９８０年にミス・エアライン・インターナショナルで優勝した。１９８４年にロンと結婚してキャメロンのほかに２人の娘がいた。

ロンは１９６６年から６９年にかけてNBCとCNSで放送された「ターザン」にターザン役で主演した。