ミックの治療のためストーンズ公演延期  病名は公表されず憶測広がる

(2019年3月31日)

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    (Instagram/@mickjagger)

英人気ロックバンド、ローリング・ストーンズが30日、4月20日から行う予定だった米国とカナダのツアーを延期することを発表した。ミック・ジャガー(75)が治療を受けるためだという。ミックは同日ツイッターとインスタグラムでファンに謝罪して「できるだけ早くステージに復帰するために懸命に取り組む」と投稿した。詳しい病状は発表されなかったが英大衆紙デイリー・ミラー(電子版)は5年前のパートナーの自殺と関連がある可能性を指摘するなど波紋が広がっている。

ミックがツアーに先立って医師の診察を受けたときに、ツアーを行うのは無理で米国の病院に入院して治療を受けるようアドバイスされたという。病状の詳細は明らかにされていないが関係者は「緊急に治療する必要がある何かがあった」と話したという。ただ医師は「完全に回復できる」と言っていたという。


ストーンズの「No Filter」ツアーは4月20日にマイアミでスタートして6月29日のカナダ・オンタリオ公演まで17公演が予定されてチケットも売り出されていた。早期に公演のスケジュールを組み直す予定でチケットは代替え公演に有効だという。



ミックの病気の詳細は公表されなかったが英大衆紙デイリー・メール(電子版)によると、ミックはワールドツアー中だった2014年3月に13年間交際していた恋人のファッションデザイナー、ロ―レン・スコットさんが自殺してショックを受け、オーストラリアとニュージーランドの公演を延期したことがあった。
そのとき医師から急性ストレス障害で1か月の休養が必要と診断されたという。症状が1か月以上続くと心的外傷ストレス障害(PTSD)になる。急性ストレス障害はフラッシュバックすることがあるという。今回のミックの病気との関連は不明だが、いずれにしても一日も早く回復してパワフルなステージを見せてほしいものだ。