ラミ・マレックが「ボヘミアン・ラプソディ」でゴールデングローブ賞主演男優賞

(2019年1月5日)

年が明けても「ボヘミアン・ラプソディ」フィーバーが止まらないようだ。6日、アカデミー賞の前哨戦といわれる第76回ゴールデングローブ賞の授賞式がビバリーヒルズホテルで行われ、映画ドラマ部門で、作品賞やレディ・ガガの主演女優賞など最多5部門にノミネートされていた最有力候補「アリー/スター誕生」を退けて「ボヘミアン・ラプソディ」が作品賞とフレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレック(37)の主演男優賞を獲得した。マレックはアカデミー賞のノミネート(1月22日発表)への可能性も高まっている。

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米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、授賞式後に配給元の20世紀フォックスとHuluが主催したビバリーヒルトン・ホテルでのパーティーで、マレックは「ボヘミアン・ラプソディ」で恋人役で共演してロマンスに発展した英女優ルーシー・ボイントン(24)と喜びを分かち合ったという。ボイントンは自身のインスタグラムに、マレックや同作でクイーンのメンバーを演じたほかの俳優と一緒に撮影した写真を投稿して「大声で叫ぶ!このファミリーを愛している」と喜びを爆発させた。 マレックは3日、第30回パームスプリング国際映画祭でブレイクスルー・アーティト賞を受賞したときにスピーチでボイントンの名前を挙げて「盟友で親友で愛する人」と交際を公に認めていた。

ドラマ部門の主演女優賞は「天才作家の妻―40年目の真実―」のグレン・クローズが受賞し、「アリー/スター誕生」は「シャロウ~『アリー/スター誕生』愛のうた」の歌曲賞だけだった。コメディ/ミュージカル部門では「グリーンブック」が作品賞、主演男優賞が「バイス」のクリスチャン・ベイル、主演女優賞は「女王陛下のお気に入り」のおリヴィア・コールマンが獲得した。 また、「万引き家族」がノミネートされていた外国語映画賞はアルフォンソ・キュアロン監督の「ROMA/ローマ」(メキシコ)、「未来のミライ」がノミネートされていたアニメーション作品賞は「スパイダーマン:スパイダース」が受賞。日本勢は賞を逃した。

「ROMA/ローマ」は監督賞も受賞した。同作は、「ゼロ・グラビティ」でアカデミー賞の監督賞や主演女優賞(サンドラ・ブロック)など最多7部門を受賞したメキシコのキュアロン監督が1970年代のメキシコシティのローマ地区の中流家庭を舞台に家族と家政婦の女性との絆をモノクロの映像で抒情的に描いた作品で、監督の幼少期の思い出をベースにしているという。ネットフリックスが世界配給権を獲得して昨年12月14日に配信された。昨年ヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞を受賞している。

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