ビヨンセが米中間選挙で民主党のベト・オルーク候補の支持を表明

(2018年11月7日)

米歌姫ビヨンセ(37)が11月6日投開票の米中間選挙で、投票締め切りの数時間前にインスタグラムでテキサス州の上院議員候補ベト・オルーク(46)を支持することを表明して注目を集めた。同州はトランプ大統領の共和党の牙城で、共和党の現職テッド・クルーズ(47)の圧勝とみられていたが、オルークが猛追していた。そうしたなか、1億1900万人のフォロワーを誇る“インスタ女王”の支持宣言で注目を集めた。

黒のトレーナーを着て「BETO FOR SENATE」(ベトを上院議員に)と書かれた野球帽を目深にかぶった3点の写真が連続的に変わる動画とさらにその3点の写真を個別に投稿して、「わたしたちが声を上げる権利のために一生懸命闘っているすべての人に感謝します」などとコメントを寄せた。そして「投票に行って私たちのパワーを発揮しなければわたしたちの声は伝わらない」と投票を呼び掛けた。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、オルーク候補はツイッターでビヨンセに感謝したという。同候補は「オバマ前大統領の再来」といわれて人気急上昇中で、将来はトランプ大統領と大統領選で争う民主党の切り札になるといわれている。ビヨンセのほかにも女優のエヴァ・モンゴリア、俳優のジム・キャリー、プロバスケットボール選手のレブロンが支持を表明しているという。

しかし、ビヨンセらの応援は功を奏せずテッド・クルーズ候補が大差をつけて当選した。 今回の中間選挙をめぐってはテイラー・スウィフトがミシシッピー州で上院、下院とも民主党候補を支持することを表明して注目を集めた。同州の共和党上院議員候補マーシャ・ブラックバーンは企業側が同性愛カップルにサービスを提供することを拒否してもいいと考えているなどとして「LGBTや男女平等の権利のために闘う」民主党の上院議員候補フィル・ブレッドソンと下院議員候補ジム・クーパーに投票すると異例の宣言をして話題を集めた。