団時朗さん、肺がんのため死去 71歳 「帰ってきたウルトラマン」など

(2023年3月25日12:15)

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団時朗さん(公式サイトから)

TBS系ドラマ「帰ってきたウルトラマン」などで知られる俳優の団時朗(だん・じろう)さん(本名・村田秀雄=むらた・ひでお)が22日午前4時14分、肺がんのため死去した。74歳。

団さんが所属するアルファエージェンシーは公式サイトで「悲しいお知らせです。3月22日早暁4時14分、団時朗(享年74歳)が永眠いたしました。」と報告した。
「2017年夏に肺癌との診断を受けました。病気になってからも、ユーモアと優しさを失わず、生きるパワーに満ち溢れて仕事に邁進しておりました。」という。
「残念ながら昨年末より悪化をたどり、力尽きました。葬儀は近親者のみにて執り行います。皆さまには生前のご厚誼に深く感謝いたしますとともに、ここに謹んでご報告申し上げます。アルファエージェンシー 代表取締役 万代博実」としている。

同事務所の公式インスタグラムでは団さんの最近の写真と共に同報告文が発表された。また団さんが出演して人気を呼んだ資生堂のMG5のCMの写真も投稿された。(所属事務所アルファエージェンシーの公式インスタグラム=@alpha_agency_actors_office)

団さんは1949年1月30日生まれ。京都市出身。英国系米国人の父親と日本人の母親の間に生まれた。父は米空軍の軍人で、団参が2歳の時にチュ戦戦争で戦死した。1968年、資生堂のMG5のCMでセンセーショナルにデビュー。71年、「帰ってきたウルトラマン」(TBS)で主人公・郷秀樹を演じ、人気を博す。
84年、片岡孝夫主演の「ハムレット」(木村光一演出 日生劇場)でフォーティンブラスを演じて以降、活躍の場を舞台に移す。同年、江守徹、日下武史主演の「Good」(ハワード・デービス演出 サンシャイン劇場)、坂東玉三郎公演「長崎十二景」、85年,杉村春子主演「浮巣」、森光子主演の芸術座公演、また森繁久弥座長公演と立て続けに出演し舞台俳優としての地位を確立。最近は、その日本人離れした押し出しの強さと、ロマンスグレイの風貌、確かな演技力でシリアスな役からコミカルな役まで守備範囲は広く、テレビドラマ、映画に多数出演。