セカオワのSAORIが過去の性被害を告白 「私たちの国の性教育は、遅れている」と変革訴える

(2022年3月10日20:10)

セカオワのSAORIが過去の性被害を告白 「私たちの国の性教育は、遅れている」と変革訴える
SAORI(Instagram/@saori_fujisaki)

男女4人組バンドSEKAI NO OWARIのSAORI(35)が9日、自身のインスタグラムで6歳の時に性被害を受けたことを告白。「私たちの国の性教育は、遅れている」「システムから変えていく必要があると思っています」と訴えた。
見知らぬ男性から「ズボンのチャックを一緒に閉めてくれないか」といわれて「男性の息は荒くて、違和感を感じたけれど、人助けだと思ってチャックを閉めた」という。だが家に帰ったときに「間違ったことをしたかもしれない、と急に不安になった」などと明かし「私たちの国の性教育は、遅れている」として「システムから変えていく必要が あると思っています」などと指摘した。以下全文。

■SAORIの投稿全文。

知らない男性に「ズボンのチャックを一緒に閉めてくれないか」と声をかけられたのは、6歳のとき。

「一人で閉められなくて困っていた」
そう言われて、私は男性と家の陰へ行った。
男性の息は荒くて、違和感を感じたけれど、人助けだと思ってチャックを閉めた。

でも家に帰ったとき、
間違ったことをしたかもしれない、と
急に不安になった。
怒られるかもしれない、と思って
親に言えなかった。

同じような経験がある人は
一体どのくらいいるだろう。

私たちの国の性教育は、遅れている。
私は子どもの頃、
自分の身体を大切にする方法や、
自分の身体が感じるものを認めてあげる方法を知る機会がなかった。

それは今でもあまり変わっていない。
2022年になっても「性行為」とは何なのか、
何に気をつけてどう考えるべきなのか、学校で教えてはいけない規定がある。

教わっていないのだから、分からないことも失敗することもあるだろう。
でもその責任を取り、社会から糾弾され、傷付いている女の子たちは多い。

男女平等がどれだけ実現されているか示すジェンダーギャップ指数は、156カ国中120位。

システムから変えていく必要が
あると思っています。

そして英語の同じ内容の文章も掲載し、「#国際女性デー」「#internationalwomensday」のハッシュタグを添えた。
そして「チョット遅れちゃったけど、まだ3月8日の国もあるよね」と国際女性デーにちなんだメッセージだったことを明かした。