松本人志、「ワイドナショー」で山Pのジャニーズ退所やマッチの”不倫疑惑“に”激論“

(2020年11月15日13:50)

松本人志、「ワイドナショー」で山Pのジャニーズ退所やマッチの”不倫疑惑“に”激論“「あまりにも他がやらない」
(山Pのジャニーズ退所などについて語る松本=15日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」から)

ダウンタウンの松本人志(57)が15日放送の「ワイドナショー」(日曜午前10時)で、山下智久(35)のジャニーズ事務所退所や週刊文春が報じたマッチこと歌手の近藤真彦(57)の不倫疑惑が情報番組などでほとんどスルーされていることについて「あまりにも他がやらないから」と”激論“を展開した。

番組ではまず10月いっぱいでジャニーズ事務所を退所した山Pこと歌手で俳優の山下智久(35)のニュースを取り上げた。山下が未成年者との飲酒が報じられて今年8月から芸能活動を自粛していたが海外作品のオファーを受けるため事務所側に契約の終了を申し出たことや、先月27日で海外作品のオファーを受けてわずか4日後に事務所を退所したなどと伝え、松本らが大いに語った。

ピアニストで作曲家、俳優の清塚信也(38)は「トレンドですよね。力がある大きな組織に対して個人が対峙していくっていう、ネットをフルに使ったりして。昔だったら本人の意見とかが外に出ることがなかったんで、今は考えもすぐに出だせるじゃないですか。だからオーディエンスを味方につければ必ずしも淘汰されないというか、マイノリティになり過ぎないというか、むしろマジョリティになって正義になるみたいなところがある」といい、さらにベートーベンを引き合いに出して「250年前にベートーベンが流行ったのも、産業革命とかフランス革命とか貴族が倒れて個人個人が人権を手に入れるっていう革命を起こした時代だったので、人間って全然変わらないんだなっていう感じは、使うアイテムはITだったりネットだったり変わっていきますけど、やっていることは一緒だなって思う」と音楽家ならではの独自の意見を述べた。

コメンテーターの長嶋一茂は「決断として男として、山下さんも30代半ばだと思うんで、すごくチャンスだと思うんですよ。ハリウッドから(オファーが)来たっていうことに関して。そこで即決したというのは男らしいなと思うし、自分の可能性は自分で広げていきたいという思いも当然あるでしょうから、そこはひとつ応援したいなという気持ちはありますけども、ただ問題は自粛期間中だったというとこがどうなのかなと。いつか日本に帰ってくることがあるかもしれないし、そこをうまくかたしてから行くっていう手もあったんじゃないかな」と語った。

■松本「ジャニーズさんにはみんなどっか優しい」

松本は「もし僕が彼のファンクラブに入っていたら、すごいやるせない結末だなと思いますけど、僕は彼のファンクラブに入っていないので別にいいんですけど」といって笑わせた。「ただ自粛って自ら行動を停止するっていうことじゃないですか。でもこれは事務所が言った活動自粛であって、本人はこの自粛を納得しなかったということでもいいんですよね」といい「松本すげえおれのこというじゃんと言われるかもしれないけど。彼に。そうじゃなくて普通に疑問を言っているだけなんですけど、前にも言いましたけど、ジャニーズさんに対してはみんなどっか優しいので、なんかおれだけすげえいうじゃんみたいに。だから、六本木で山Pに会ったらしばかれるんちゃうかって思うけど」と言って笑わせた。

司会の東野幸治(53)が「別に嫌いというわけじゃなくて、なんとなくワイドショーとかいう番組とか情報番組やってて、なんか奥歯のものが挟まった感じにならざるを得ない。見ている人からするともやもやする」と指摘。これを受けて松本は「そこは僕が言わないといけない立場なのかはわからんけど、こんなお仕事さしてもらってるんで言うんですけど。しゃべってたら東野がおれにどうせならマッチのこともいえみたいなさ。無理無理無理無理」と言いながらも東野に「お仕事お願いします」と促されて「週刊文春」が報じたマッチの不倫疑惑についても語った。

■松本、マッチの不倫疑惑「あまりも他がやらない」「平等に扱うべき」

「あまりにもいろんな地上波がやらないし、新聞もスルーするから。テレビが好きな人間としてはつらいんです、こっちは」と東野。

「全く同じ意見」と松本。
東野は「そこはマッチさんが違うんだといってほしいし、違うなら違うで。不倫したらあかんというんじゃなくて」

松本は「われわれは別にマッチが嫌いじゃないし、ジャニーズ事務所が嫌いなわけじゃないんだけど、まわりがあまりにもやらないもんやから、われわれもそこに一緒にされるのもいややなあと思って、気が付いたらわれわれがすげえいってんじゃんみたいなさ」
「だから僕は思うんですけど、本当にないと思うんですよ今のご時世、『使うな』みたいな、圧力みたいな。ただ長い歴史の中でなんか大手事務所がスルーしましょうっていうのが各局しみついちゃってて。それって結局、突き詰めていって誰が一番損するかっていうとジャニーズ事務所さんが一番損するのよ。悪いイメージ付けられちゃうから。一番の被害者はもしかしたらジャニーズ事務所さんなんですよ。そうならないためにみんながもうちょっと平等に扱うべきなんですよ」と訴えた。

「この番組は不倫はあまりやらんとこうといってるんやけど、あまりにも他がやらなすぎるから、不倫大好きの番組があまりにもやらないから皮肉にもここでしゃべることになったから。無理無理無理っておれはなるわけですよ」

「ちょっと前に『ダウンタウンなう』に来たのよ、マッチが。で、その数日後に文春砲喰らってるから、(今後)オンエアあるんですけど、そこでおれマッチに全然そのことを突っ込んでないから、松本めっちゃいいやんなんて思わんといてな」と言ってスタジオを笑わせた。「テロップ出すのもおかしいしね。この番組は文春砲前にとったとかね」

「この間嵐のコンサートで風船が飛んできて野球が中断した。あれもなんか明るいニュースみたいになってましたもんね。逆に見れた人は幸せですねみたいな。これもし吉本のイベントだったらボロクソに言われてますからね。何千人と芸人おるんやろ、掃除せいって」などとギャグを交えて激論を展開した。

発売中の「週刊文春」は、近藤真彦が25歳年下の「美人社長」A子さん(31)との不倫疑惑を報じた。5年前からの関係で10月末には沖縄のゴルフ場やホテルのスイートでセレブ旅行を満喫したことなどを写真付きでグラビア3ページを含めて計7ページで詳細につたえた。しかし、テレビの情報番組ではほとんど取り上げられず、これまでの芸能人の不倫疑惑のような大騒動にはなっていない。