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元KARAク・ハラさん自殺で「ネット上の悪質コメントの圧力」と米ワシントン・ポスト紙

(2019年11月26日)

元KARAのメンバーで歌手のク・ハラさん(享年28)が24日、韓国・ソウル市内の自宅で死亡しているのが発見されて波紋が広がっているが、米ワシントン・ポスト紙は「ク・ハラさんは重大なプレッシャーでひどいストレスを受けていた」と報じるなど韓国女性スターのスキャンダルをめぐるファンの悪質なコメントの問題を指摘した。

朝鮮日報(日本語版)によると、ハラさんの死亡の経緯などを調査していたソウル江南警察署は25日、遺族の話と現場の状況などを総合的に考慮した結果、事件性がないと判断して遺体の解剖をせずに事件を処理することに決めたという。

ハラさんが生前に手書きで作成したとみられるメモがリビングテーブルの上から発見され、メモには「自分の身辺を悲観する内容が書かれていた」という。詳細は明らかにされていないが自殺と判断されたとみられる。

 米紙ワシントン・ポスト(電子版)は、ソウル発の記事で、ハラさんは自宅で意識不明の状態で発見され、現地メディアに自殺未遂と報じられてから6か月後、そして友人で韓国のアイドルグループ、f(x)の元メンバー、ソリルさん(享年25)が自殺してから6週間にならないうちに死亡したと報じた。

そしてハラさんが昨年9月、交際相手のヘアドレッサーの男性への暴行容疑で取り調べを受け、その後男性から2人のセックスビデを公開すると脅迫された事件で今年8月、男性は脅迫、暴行などで有罪判決(懲役1年6月、執行猶予3年)を受けたことを指摘。

さらに自殺したソルリさんやハラさんのような韓国の女性スターは、デートしたりすることもなく清廉潔白でなければならず、私生活が監視されて、少しでも規範から外れるとネット上で悪質な誹謗中傷にさらされるという重大なプレッシャーを受けていると報じた。
ソルリさんはネット上の悪質なコメントに悩まされ精神的な問題を抱えていたことを告白していた。