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沢尻エリカ容疑者に「無罪請負人」の敏腕腕弁護士 一転不起訴も

(2019年11月21日)

沢尻エリカ容疑者に「無罪請負人」らつ腕弁護士 一転不起訴も?
(沢尻エリカ容疑者=インスタグラムから)

合成麻薬MDMAを所持していたとして麻薬取締法違反容疑で警視庁に逮捕された女優沢尻エリカ容疑者(33)の弁護団の主任弁護人を「無罪請負人」といわれる河津博史弁護士が務めることが20日、明らかになった。尿鑑定がシロだったことに加えて敏腕弁護士の登場で、一転して起訴猶予や不起訴になる可能性もあると取りざたされている。

沢尻容疑者の主任弁護人に決まった河津博史弁護士は、会社法違反(特別背任)などで起訴された日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告の主任弁護人で、ロス疑惑などを手掛け元祖「無罪請負人」の”カミソリ弁護士”こと弘中淳一郎弁護士と共に厚生労働省の元局長・村木厚子氏の郵便不正事件(無罪)や小沢一郎氏の「陸山会事件」(無罪)などを手掛けた敏腕弁護士で、沢尻容疑者の弁護でもアッと驚く手法を使うのではないかと法曹界からも注目されているという。

予想されるケースとして、司法取引で入手ルートなどをすべて話して不起訴に持ち込む作戦とか、麻薬断ちを保証する作戦などが取りざたされている。

■尿鑑定「シロ」は誤算 MDMA「使用」の立件は困難に

沢尻容疑者は尿鑑定で大麻、MDMA、LSD、コカインなど麻薬が検出されなかったという。これには警察関係者も驚いたといわれる。そうした麻薬類は数日で体外に排出されるため、少なくとも数日前から薬物は摂取していなかったことになる。警視庁はさらに長期間成分が残る毛髪の鑑定を行うことを検討しているというが、使用した時期を特定することはできないために「使用」の立件は難しくなったという。

さらには一部で報じられた「MDMAは彼から預かったもの」と弁護士に話しているということから、「彼が家に置いていったもので、手を付けていない」と主張すれば、「所持」の立件さえも怪しくなるという。しかも、MDMAが0.09グラムと微量だったことなどから「不起訴の可能性」が取りざたされているようだ。

「10年以上前から大麻やLSD、MDMA、コカインを使用していた」と供述しているという沢尻容疑者だが、「それらの“ブツ”を押収したわけでもなく、過去の話で使用の立証も今となってはほぼ不可能」(事情通)という。

「麻薬事件の立件はブツと使用のセットが基本。尿鑑定がシロだったのは誤算だったのではないか」(同事情通)とも。はたして検察は唯一の砦となった「所持」で起訴に持ち込めるのか、東京地検と敏腕弁護士の”攻防”が注目される。