安藤さくらと柄本佑がキネマ旬報ベスト・テン主演賞をW受賞

(2019年2月11日)

第92回キネマ旬報ベスト・テン表彰式が10日、都内で行われ安藤さくら(32)と夫の柄本佑(32)が主演女優賞と同男優賞を受賞し、夫婦そろって登壇した。

安藤はカンヌ映画祭で最高賞のパルムドールを受賞し、2月24日に授賞式が行われる米アカデミー賞の外国映画賞にもノミネートされている是枝裕和監督の「万引き家族」での演技が評価されての受賞。柄本は「きみの鳥はうたえる」「素敵なダイナマイトスキャンダル」「ポルトの恋人たち 時の記憶」の3作品での受賞となった。

2人ともすでに数多くの作品で演技派、個性派俳優としての実力を高く評価されているが、今回同じ映画賞でのW受賞をはたした。安藤は、主演男優賞が柄本と知らされたときに「飛び上がって喜びました」「夫ではありますけど、私は柄本佑の超ファンでもあるので」と「キネマ旬報」(2月上旬号)の受賞インタビューで語っている。

安藤は自身のインスタグラムに表彰式後に撮ったとみられるツーショット写真を投稿して「佑さん、主演男優賞おめでとう。今日はキネマ旬報の授賞式でした。」とまずは夫の受賞を祝福。そして「こんなことあるんですね。夫婦での授賞式は緊張感と安心感で不思議な、夢の中に居るような時間でした。日曜で撮影がお休みだったので授賞式にも参加できてよかった!本当にありがとうございます。」と夫婦そろっての表彰を喜んだ。

表彰式には、夫妻のほかに助演女優賞の木野花(「愛しのアイリーン」)、助演男優賞の松坂桃李(「孤狼の血」)、新人女優賞の木竜麻生(「菊とギロチン」「鈴木家の嘘」)、新人男優賞の寛一郎(「菊とギロチン」)、日本映画監督賞の瀬々敬久(「菊とギロチン」「友罪」)の代理で「菊とギロチン」に出演した川瀬陽太、特別賞の樹木希林さん(昨年9月死去)の代理で長女内田也哉子らが出席した。