ネッシーか!ネス湖の謎の生物の写真がネット上に拡散

(2020年6月25日13:30)

ネッシーが目撃されたとされるスコットランドのネス湖で、謎の巨大な生物を目撃して撮影したとする写真が英紙「デイリー・ミラー」(電子版)で報じられ、インターネット上に拡散して話題を呼んでいる。ネス湖ではネッシーとする数々の写真や目撃談が相次いでいたが昨年9月、ニュージーランドの大学の研究チームがネス湖の大規模なDNA調査を行った結果巨大なウナギの可能性が高いと発表したことで“ネッシー探し”は鎮静化していたが、新たに撮影された謎の生物。「あなたはネッシーなのか?」と議論を呼んでいる。

英紙「デイリー・ミラー」(電子版)によると、新たな”ネッシー写真“は英南部サウサンプトン在住のスティーブ・チャリスさんが昨年9月、旅行で訪れたネス湖の西岸で撮影したという。謎の大きな生物が水面に浮上して移動しているのが確認できる。それはネス湖のモンスター、ネッシーの明瞭な画像の1つであると信じる人たちが24日、ツイッターで取り上げインターネットに拡散して反響を呼んでいるという。

チャリスさんは「私は専門家ではありませんが、海から湖に入ってきた大きな魚ではないかと思う。ナマズか何かだと思うが、大きな魚だ」と語ったという。

「誰かがチョウザメかもしれないといっていました。見えている部分が8フィート(約2メートル40センチ)はあるので、非常に大きいでしょう。水面下にどのくらいの体が隠れているのかは誰にも分からない」と付け加えた。「すぐに消えてしまった。偶然のショットだった。少し待ったが、再び魚を見ることはなかった」という。

この写真をめぐってネット上では「ネス湖のモンスター?そのはずだ」(上のツイッター)とか「ネッシーが存在することの証拠だ」、「これがネッシー?」、「2020年のネッシーはだれが飼っていたの?」、「先月はUFO、今月はネッシー、7月は雪男か。ワイルドな2020年だ」などとさまざまな見解のツイートが殺到してトレンドになっているという。

ネッシーの専門家ローランド・ワトソン氏は「もしこれが本物のネッシーの写真であれば歴代のトップ3にランクインするだろう」という。しかし「写真のExifデータを分析した結果、これはネス湖のモンスターの写真ではないと結論づけた」と彼はブログに書いているという。そして「中央・東ヨーロッパ産の細長い大型ナマズ」とみている。チャリスさんが写真を公開してナマズではないかと示唆してくれたことに感謝しながらも「彼は元のSDカードの画像を提供できなかったため、詳しく検証することはできなかった」と語った。謎を残したまま”新ネッシー“は姿を消してしまったようだ。