ジーナ・デイヴィス、5年間の離婚裁判にピリオドを打って正式離婚

(2021年10月7日12:10)

ジーナ・デイヴィス、5年間の離婚裁判にピリオドを打って正式離婚
離婚が成立したジーナ・デイヴィスとレザ・ジャラヒ氏㊨(インスタグラムから)

映画「テルマ&ルイーズ」などで知られる女優ジーナ・デイビス(65)と4番目の夫である小児整形外科医のレザ・ジャラヒ氏(50)が、5年近くに及ぶ離婚裁判を経て結婚生活に終止符を打ったことが分かった。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、デイヴィスは2017年の夏にカリフォルニア州パシフィック・パリセーズにある5ベッドルームの豪邸からジャラヒ氏を追い出し2018年に裁判所に離婚を申請した。

関係者によると、ジャラヒ氏は離婚の調停で資産を分割し、子どもの親権を平等に分けたいと主張したという。夫妻には19歳の娘と17歳の双子の男の子の3人の子供がいる。しかしデイヴィスは法的に結婚していないので財産分与は一切行わないと主張したという。

和解の条件は非公開だが関係者は「レザにとっては非常に不利な条件でした。レザはこの件を過去のものとし、ジーナが引き起こした悪夢から解放されたいために和解に同意しました」と語っているという。「レザにとって壊滅的な条件だった。ジーナは何よりも自分のライフスタイルと富を維持することを優先していた」と付け加えた。

関係者によると、夫婦は合わせて150万ドル(約1億6千万円)をはるかに超える弁護士費用を費やしており「弁護士費用のために、レザは破産寸前まで追い込まれた」と関係者は語る。デイヴィスは最近、パシフィック・パリセーズの家を560万ドル(約6億2千万円)で売却したが、家は自分のものであり、二人は結婚していなかったという彼女の主張のために、レザには一切分与することはなかった。また、2人の子供の親権の条件も非公開にされているという。

2001年9月に米ニューヨーク州ハンプトンズでジャラヒと結婚したデイヴィスは、2018年に離婚を申請。ロサンゼルス高等裁判所で証言したオスカー女優のデイヴィスは、結婚許可証を取得しておらず、結婚式を執り行ったジャラヒ氏の父親はニューヨークの法律では結婚式を執り行う資格がないと主張した。しかし、イラン系アメリカ人のジャラヒ氏は、彼の父親はイスラム法に基づく合法的な司式者で法的に結婚していたと主張して争っていたがここへきて離婚条件で合意に達したとみられる。

■ジーナ・デイヴィス(Geena Davis)

1956年1月21日生まれ。米マサチューセッツ州出身。1982年、「トッツィー」で映画デビュー。1986年、「ザ・フライ」で注目を集め、1988年「偶然の旅行者」でアカデミー賞助演女優賞を受賞した。1991年、スーザン・サランドン、ブラッド・ピットと共演したリドリー・スコット監督の「テルマ&ルイーズ」でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。20006年「マダム・プレジデント 星条旗をまとった女神」でゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)を受賞した。コメディからアクションまで幅広くこなす女優として活躍している。
私生活では4度の結婚歴と離婚歴があり、1982年にレストラン経営者と結婚するも翌年離婚。1987年、「ザ・フライ」で共演したジェフ・ゴールドブラムと再婚したが1990年に離婚。1993年に映画監督のレニー・ハーリンと再婚したが1998年に離婚。2001年、友人を通じて知り合ったジャラヒ氏と2年の交際を経て4度目の再婚をした。2002年4月に46歳にして初産で女の子を出産、2004年5月には、双子の男児を出産したが2018年に離婚を申請した。